【ONE PIECE】運命に抗って (ページ3)

今日:29 hit、昨日:12 hit、合計:33,904 hit

二話　大サービスページ3

『ドフィ…！部屋に入ってくるときはノックをしてって、いつも言ってるでしょ？』

ドフィは私が言っていることなんて気にしてないようで、近づいてきたかと思うと、私の髪を一束手にとって遊び始めた。

ド「何だつれねぇな。お寝坊さんの眠り姫を起こしに来てやったってのによぉ」

時計を見るともう8時を回っていた。

『それはごめんなさい。でもノックはしてくれないと、もし私が着替えてたらどうするのよ。』

身長が160センチほどしかない私は、ドフィを見上げる形で話す。

ド「フフフフフッそれは大サービスだなぁ」

『もう！揶揄わないで！！』

楽しそうにニヤニヤと笑うドフィを両手で押して距離をとる。

するとまたすぐにドフィが近づいてきて私の顎を掴んだ。

『…！？ドフィ、どうしたの…？』

先ほどのふざけた態度とは打って変わって真剣な表情で見つめてくるドフィ。

ド「A、泣いたのか？」

『え…？』

部屋が静寂に包まれていく気がした。