好きって気持ちは～D.Arioka R.Yamada (ページ29)

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青春…29 ページ29

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A「はぁー、なんなのかなぁ、あれぇー、」

慧「なに、まだいってんの、それ？」

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昼休み。

ほかの、3人は部活の自主練に行ってしまった。

私たちは来なくてもいいって言われたから喜んで行ってない。

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慧「てかさー、なんでAが心配してんの？Aにはイケメン彼氏がいるじゃんか。」

「…あ、」

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忘れてた。

私には涼介という、(仮)彼氏がいるんだ。

この口止めを(勝手に)思いついて(勝手に)実行し出したのは涼介だし、

もう、言っちゃっていいんじゃないかなーなんて思ってる。

私だってそんなに長く嘘を貫き通せるようなタイプでもないから。

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でも、これには涼介だけじゃなくて涼介のお母さんとかにまで関係してるから

私がバラしたところで取り返しのつかない事になったらそれはそれで厄介だから

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A「だって、なんか不安じゃない？」

慧「なんかって、なんだよー。」

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って、笑って誤魔化すしかない。

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でも、大貴がほかの人のものになるなんて

想像するだけで身震いがするほど

祝福するとか、絶対できない。