好きって気持ちは～D.Arioka R.Yamada (ページ13)

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青春…13 ページ13

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涼介「あーー、笑った笑った。」

A「笑ったじゃない！ほんとにもー…、」

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帰り道。

話題はやっぱり今日の授業のことで

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涼介「だって、あの時のAの顔！」

A「あんたは、人の顔ばっか見て何がそんなにおもしろいの。それ以外に興味ないの？」

涼介「ねぇよ、他にどこ見ればいいっての。」

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涼介が、こんな性格なのは昔から変わらない。

涼介のお姉ちゃんも妹ちゃんも、すごくいい子なのに、なんでだろうとつくづく思う。

涼介『それ、触っちゃダメって言っただろ！バカ！！』

A『ご、…ごめんなさぁい…。』

小さい頃から涼介には怒られたってゆーか

世話焼かせたってゆーか。

とにかく、あのどの3人より腐れ縁で

りょーくんには逆らっちゃダメって思い込んでいた、幼き頃の私。

でも、たまに出る優しさとか、褒められたりした時に見せる真っ赤な照れ顔とか

そんな涼介を見て

私も嬉しくなったりしてた。

そんな、まさに家族みたいな存在だから
私は涼介に反抗期ってものをぶつけている。

君はあの頃のりょーくんじゃないからねーって。

でも、そんな私の考えも

涼介からすると本当に幼くて

やっと近づいたと思えばまた遠ざかっていくようなそんな間柄だった。

そんな涼介に、私は小さい頃から

ヤキモチをやいていたのかもしれない。