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−店からほど近い公園−
スーっと息を吸い込み
星の見えない漆黒の夜空を見上げた。
グランプリを獲得し
無心で没頭できる目の前の目標を失った。
これが…
燃え尽き症候群か？
次は…
どこに向かって走ればいい？
・
・
「ハイッ！」
不意に差し出されたミネラルウォーター。
優しく微笑むユナク君だった。
A「あ…ありがとう。」
ふたりで近くのベンチに腰を下ろした。
A「・・・前にも…こんなことあったよね。」
ユナク「・・・あぁ… 」
ペットボトルに口を付けると冷えた水が喉の奥をゆっくりと流れていく。
ぼんやりとしていた視界が少しクリアになった気がした。
ユナク「・・・燃え尽きちゃった？」
A「・・・・」
ほんと…
ユナク君には敵わないな…
A「・・お見通しだね… 」
ユナク「そんな顔してたから… 」
A「・・・でも…仕事があって本当に良かった。私には仕事しかないから…ユナク君がロス行きを止めてくれたお陰。何かお礼させて？」
彼は少し姿勢を正して
改まったように私に向き合った。
ユナク「・・・じゃ…昇格させてくれない？」
A「えっ？昇格！？」
ユナク「うん。【 仮彼氏 】から【 彼氏 】に…」
！！！！！！
冗談かと思った。
でも…
その表情は真剣そのもので、私は言葉を失った。
ユナク「キミがソンジェを忘れられないのは分かってる。そのままのキミでいい。俺にその心の隙間を埋めさせてくれないかな？」
こんな空っぽの私を…
そのままでいいと言ってくれる包み込むような優しい瞳。
ユナク「ずっと…好きだったんだ。３年前からずっと…」
茜から聞かされていたことは…
本当だったんだ。
心からの想いを真っ直ぐに伝えてくれる彼…
その想いに応えることが出来れば…
ユナク君を愛することが出来れば…
過去に縋る弱い自分から解放されるかもしれない…
もう…
誤魔化しきれないこの報われることのない想いに抗い続ける日々に疲れてしまった。
ユナク君となら…
ユナク君なら…
愛せるかもしれない。
そうすれば…
茜も心穏やかにいることが出来る。
ユナク「・・・Aちゃん？」
硬い表情で覗き込む…揺れる眼差し…
A「・・・私なんかでいいの？」
ユナク「それはこっちのセリフだよ？」
A「・・・ユナク君がよければ… 」
急に崩れた表情…震える声…
ユナク「ありがとう…」
あたたかい彼の胸に包み込まれた。
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Coco(プロフ) - ぱらちゃんさん» ぱらちゃんさん☆彡.お身体の方は大丈夫ですか？長期入院…大変な思いをされたんですね。私も手術入院の経験があるので辛さわかります。退院ほんとに良かった！でも無理だけはされずにお大事にして下さいね。またお立ち寄り下さって嬉しいです！ありがとうございます♪ (2017年8月21日 21時) (
レス) id: f6b64b72ba (このIDを非表示/違反報告)
ぱらちゃん(プロフ) - 途中で投稿してしまい、すみませんでした。検査入院のはずが長期入院になり、やっと退院できました。遅ればせながら更新されているのに気付き、ドキドキしながらOneNightシリーズを始めから一気に読ませていただきました。Part�犬梁海�をとても楽しみにしています。 (2017年8月20日 21時) (レス) id: 4f29e139ff (このIDを非表示/違反報告)
ぱらちゃん(プロフ) - Cocoさんお久しぶりです。検査入院のはずが (2017年8月20日 21時) (レス) id: 4f29e139ff (このIDを非表示/違反報告)
Coco(プロフ) - みかんさん» みかんさん☆彡.。コメントありがとうございます(≧∇≦)ﾉ♪続きを楽しみにして下さって嬉しいです♪Part �� お待たせしちゃっててごめんなさい。m(*_ _)m リアル多忙につきのんびり更新になるかもですが…今から更新しますね！(*´▽｀*)ﾉ (2017年8月20日 18時) (レス) id: f6b64b72ba (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - Cocoさんこんにちは(^^)みかんです、続きを楽しみにお待ちしてます (2017年8月20日 16時) (レス) id: 34adbb11f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Coco | 作成日時：2017年7月19日 19時
