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「ねぇユ、、その帽子もマスクもあるとはいえこんな街中に出てき」
「ヌナ」




「、、、はい。。」
聞いたことも無い圧の声に背筋が凍る。


「、、、消せ。」

「、、えっと。。何」
「連絡先」

「も、もちろんです。」
「今すぐ」

「はい。」



スマホを取りだした私は
ユンギの目の前で彼の連絡先を、
「ブロック」

ブロックし、消す。

「消しました。。」

「行くよ」

腰に回っている手に力が入り足早にその場を離れさせられる。

コンパスが違う彼の早歩きに私は小走りにならないと着いていけない。
いつもは私の歩幅に合わせてくれていた事に今更気付く。


怒ってる?だなんて聞かなくても分かるくらいに怒っている。
普段、感情の起伏を見せない彼にとっては凄く珍しい位に。。。

(怒っている。。)


バタン

彼の愛車に乗り込む。

「、、その、心配かけてごめ、、!」

謝罪の言葉を遮って私の口は彼の唇で塞がれる。
強引に唇をこじ開けてユンギの舌が口内に入り込みまるで噛み付かれている様なキス。
後頭部に回る手の力に怒りを感じる。
恐る恐る舌を絡ませるとユンギは一瞬噛み付いた後、銀色の糸を紡ぎながら離れていく。

怪しげに濡れ、光る唇に目を奪われる。

「それ以上喋ったらここでどうにかするから。」

「!!」

不穏な言葉に私は首を縦に振るしか出来なかった。

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点P(私情で非ログになってます)(本物) - オリフラ付いてますよー (2022年10月7日 13時) (レス) id: 2dc5605606 (このIDを非表示/違反報告)
湯草(プロフ) - おりふら立ってますよ (2022年10月6日 20時) (レス) id: b6be8fe32c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年9月25日 0時

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