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10話 中島side ページ10
20分ほど待合室にいると、少し大きめのリュックを背負った涼介くんが出てきた。
｢俺のことは、裕翔でいいから。｣
｢はい。｣
｢じゃぁね涼介くん、また会おうね。｣
｢はい。｣
｢りょーすけ！｣
｢ひろと君...｣
｢またいっしょにサッカーしような！｣
｢うん！｣
｢涼介くんまたね！｣
｢うん！｣
ゆっくり歩き出すと、その後ろを小さな足で着いてくる涼介くんに言った。
｢手、繋いでもいい？｣
｢うん。｣
今泉さんはお試し体験と言ったけど、俺はすでに心を決めている。
涼介くんとかぞくになりたい
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作者名：はばねろ | 作者ホームページ：http://uranainovel@havanero
作成日時：2017年3月11日 9時
