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9話 川原side ページ9

そんな私たちですが、住んでいる家が意外と近くて一緒に帰ったりすることもある。

特に今の時期は暗くなるのが早いから。




「なぁ川原、お前水族館好きだったよな。」

「急に何?好きだけど。」

「これ、俺の代わりに行ってくんね?」

そう言って有岡は、スーツの内ポケットから1枚のチケットを取り出した。

「用事が入って行けなくなったんだよね。」

俺も貰ったものだけど と続ける有岡。

「ふーん。」

「いる?」

「うん。ちょうど休みだし行く。」

ありがと と言って自分の内ポケットに入れる。

それから他愛もない話もしていたら、いつもの別れ道に来た

「じゃぁな」

「はーい おやすみ。」



いやー、思いがけないず楽しみができたな。

10話 中島side→←8話 川原side



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作者名:はばねろ | 作者ホームページ:http://uranainovel@havanero  
作成日時:2017年3月11日 9時

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