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49話 川原side ページ49

「ではもう1度同じところ通しましょうか。」

「「はい」」


本番まであと3日。ここ1週間、劇の練習を勤務後にしていた。

テーマは《母さん助けて詐欺》

言うまでもなく私が高齢の母親役



カツラをかぶり、腰を屈めて杖をつきセリフを言う

一見何でもなさそうだが、腰を屈め続けるのが意外ときつかった


「うぅ」

「Aさん大丈夫ですか?」

「あぁ うん。」


「そういえば、1課の有岡さんいるじゃないですか。」

「いるね。」

「有岡さんのお友達に、いのおさんっていうチルドシッターBESTで働いてる人がいるんですって。」

「それで?」

「今の職場の依頼主がAさんと面識のある人なんですって。」

なにか知ってますかと、岡本。

知ってるも何も

「あの人達しか知らないよ...」

「Aさん?」

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作者名:はばねろ | 作者ホームページ:http://uranainovel@havanero  
作成日時:2017年3月11日 9時

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