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43話 涼介side ページ43

「涼介くーん。こっちで遊ぼ。」

「...」

こわい



ちねんさんは、ゆうとさんのかわりにおせんたくとか、おそうじとかしていた。

ぼくは、ソファでじっとしていた。


いのおさんは、ぼくにたくさん話しかけてくれている。


でも、こわい。






「涼介くん、これなにー?」

「!ゆうとさんと、Aさん...」

「Aさんていうんだ!ゆうとさんのお友達?」


「ううん。ちがう。」

「じゃあ涼介くんのお友達?」

「ううん。」


「あのね、ゆうとさんといるかさん見にいったときね、はぐれちゃってね、そしたら、Aさんがね、ゆうとさんのことね、いっしょにさがしてくれたの。」

「ふふ、そうなんだ。」

「?」

「涼介くんはAさんのこと好きなんだね。よしよし。」

「んっ」


あれ。

なんでいのおさんは、ぼくがAさんが好きってわかったのかな。

44話 涼介side→←42話 中島side



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作者名:はばねろ | 作者ホームページ:http://uranainovel@havanero  
作成日時:2017年3月11日 9時

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