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42話 中島side ページ42
有給が開け、俺は今日から会社へ。
涼介くんは、
「涼介くん、こんにちは!チルドシッターBESTから派遣されて来ました。伊野尾慧です。」
「同じく、知念侑李です。」
「......」
「すみません、人見知りする子で。」
チルドシッターという、家事をしながら子供の面倒も見てもらえるという所にお願いしていた。
「......」
「涼介くん、俺、もう行くけど大丈夫?」
「...う、ん。」
スーツの裾をギュッと握ったまま俺の後ろに隠れる涼介くん。
かわいそうだと思いつつも、もう仕事に行かなければ行けないのも事実で。
「すぐ、戻ってくるから。」
「うん...。」
「よろしくお願いします。」
「「はーい、いってらっしゃーい!」」
涼介くんの手を解いて玄関を出た。
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作者名:はばねろ | 作者ホームページ:http://uranainovel@havanero
作成日時:2017年3月11日 9時