検索窓
今日:6 hit、昨日:39 hit、合計:23,079 hit

35話 中島side ページ35

「あのね、Aさんがね、涼介くんはお名前ちゃんと言えてえらいねって言ってね、ゆうとさんのこと見つけてあげるって言ってね、ゆうとさんのおようふくのこと聞かれたの」
モグモグ




「そしたら?」
さっきからはぐれた時の話をする涼介くん。

主にAさんとのエピソードを(笑)

怖い思いをしたはずなのに、なぜかイキイキしてる。


ネズミさんのカーテンとはきっとネイビーのカーディガンの事だろうな。今日、教えたんだよね。覚えててくれたんだ、嬉しいな、間違ってるけど(笑)



時々もぐもぐとマンボウを食べながら、足をばたつかせる涼介くんは本当に楽しそうで、疲れてないのかなってちょっと心配になる。




それからもなぜかAさんの自慢話をする涼介くん。

「うーん、Aさんがすきだから!」

「ぇ、お、俺とどっちが好き?」

涼介くんに大人気ない嫉妬して意地悪な質問をしてみる。これでAさん!とか言われたら立ち直れないな。

「わかんない。」

わからない、か。

「ふはっ、ちょっと難しかったか。Aさんにまた会いたい?」

「またあいたい!」

おぉ即答。

またいつか、会えたらいいな。



「涼介くん、マンボ...」

もう1個ちょうだいって言おうとしたら、

「んぅ、すぅーすぅー」

寝ちゃった。


ガサッ

「(ああっ!マンボウ落ちる!)」

「セーフ」

残りのマンボウ(5個)は守り抜きました。

36話 川原side→←34話 涼介side



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (17 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
39人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:はばねろ | 作者ホームページ:http://uranainovel@havanero  
作成日時:2017年3月11日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。