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15話 中島side ページ15
｢ふぅ。｣
日頃の運動不足を痛いくらいに感じていると、ようやく5階の表示が見えた。
涼介くんもにも5階まで階段であがるのは、さすがにきつかったみたいで、肩で息をしていた。
｢涼介くん、もう少しだからね。｣
｢はい。｣
涼介くんの背中を押して元気づける。
いつもの3倍時間がかかってようやく504号室についた。
｢どうぞ。｣
｢おじゃまします。｣
取り敢えず洗面所と、お風呂と、トイレの場所を教える。
｢タオルの場所はここね。｣
｢はい。｣
｢ベッドはしばらく俺とでもいいかな。まだ涼介くんに使ってもらう予定の部屋が片付いてないんだ。｣
｢はい。｣
｢あと、」
そうだ、大事なことを教え忘れてた。
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作者名：はばねろ | 作者ホームページ：http://uranainovel@havanero
作成日時：2017年3月11日 9時
