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「んん、もう無理、お腹いっぱい。アンちゃん、あとよろしくぅ！」
「はいはい。ドリンクでも飲んで待ってて」
例の如く、ダーレスは半分近く残ったトレイをアンデルセンに押しやる。未だ自分のものが少し残っているから、其方から先に食べてしまう。
自分の方を綺麗に食べて、トレイを入れ替える。ほぼ一枚丸ごと残っている。切り分けて口に運ぶと、チョコホイップの重厚な甘さと、ビターチョコレートのソースが丁度良い具合だった。ベリーの酸味で引き締められて、上手く纏まっている。
食べている間、ダーレスはアイスティーを飲みながらじっとアンデルセンを見つめていた。何が面白いのかは判らないが、くすくすと笑いながら。
最後の一口を噛み締めてから、カトラリーを置いて手を合わせる。ダーレスは二杯目のアイスティーを飲んでいた。
「お腹冷やすよ」
「んー、大丈夫！ ボク丈夫だから！」
「それは戦闘の時とかの話でしょ」
大丈夫だと云って聞かないダーレスに、アンデルセンも早々にお叱りを諦める。基本的にダーレスは我を通す。それがアンデルセンに対してのみなのか、或いは他にも同様なのかは判らないが、そう云う所も含めて
少しだけ残っていたカフェラテを飲み干して、伝票を持って会計に行く。ダーレスは未だに自分で払いたい様子だが無視する。此処はアンデルセンが奢ると約束したのだから。
二人分合わせても、騎兵長である自分にとっては其処迄高くない。給与は結構善いから、『時計塔の従騎士』は違法行為をする事を除けば好条件だと思う。
「ねぇ、矢っ張り何処かで奢らせてよぉ。迷惑料が払えないし！」
「執拗い。もう大丈夫だって云ってるでしょ。服購って貰っただけで十分過ぎるよ」
「うぅぅ、でもでもぉ」
「だーめ。あんまり執拗いとまた奢るよ」
「そ、それはもっとダメぇ！」
きゃんきゃんと鳴く犬の様に周りを彷徨くダーレスに、アンデルセンはくすりと笑みを漏らす。ダーレスは本当に自分と同い歳なのだろうか、怪しいものだ。
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名無しのチート(プロフ) - アカツキさん» ありがとうございます！(*´ω｀*)ﾑｼｬﾑｼｬ← (2020年5月15日 22時) (
レス) id: 6216eeef7c (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ(プロフ) - 名無しのチートさん» いえいえ、こちらこそ素敵な子達をお貸し頂いてありがとうございました！ こんな拙い文章力で良ければ……( *･_･*)っ【文章力の欠片】 (2020年5月15日 22時) (レス) id: 5ad838b917 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのチート(プロフ) - ありがとうございますっっ！！(文才力が欲しい...！)どんどんうちの子達使っちゃってください！ (2020年5月15日 22時) (レス) id: 6216eeef7c (このIDを非表示/違反報告)
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