第三十三話 ページ34
次の日、通常授業から始まる。
「じゃ、この英文の内、間違っているのは？」
当たり前だが、普通じゃな。
「エヴィバディヘンズアップ盛り上がれ〜！」
五月蝿いのう。
昼休憩。勝己と共に昼食を食べていると、赤髪、黒髪、黄髪の男子三人が隣に座った。
「オレ、上鳴電気！ 君の名前は？」
「おい。勝手にナンパしてんじゃねぇよ」
軟派と云えるのか……？
「まあ、名前位良いじゃろうて。私は尾崎じゃ。宜しくの、上鳴」
「おぉ……！ 和風女子……！」
「俺は切島鋭児郎！ よろしくな！」
「俺、瀬呂範太！ よろしく！」
微笑んで頷き、前を見る。
勝己が飯をかき込んでいた。
「全く……。勝己や、頬に付いて居るぞ」
身を乗り出し、勝己の顎を掴んで引き寄せる。そして頬に付いた飯粒を取り、食べる。
「うひゃー」
「?!」
「おー」
そんなこんなで昼休憩も終わり、午後の授業。
ヒーロー基礎学。
気配が近付いて来る。其の気配は直前で気迫が変わった。
気迫が変わったことに、流石に勝己も気付いた様じゃ。
「わーたーしーが……！」
「来っ」
「普通にドアから来た──ッ！」
皆が心を躍らせる中、オールマイトが登場した。
「私の担当はヒーロー基礎学。ヒーローの素地を作る為、様々な訓練を行う科目だ！ 単位数も、最も多いぞ！ 早速だが、今日はこれ！ 戦闘訓練！」
“BATTLE”と書かれた
「戦闘……！」
「訓練……」
「そしてソイツに伴って〜！ こちら！」
オールマイトが釦を押すと、壁が手前に動き、ロッカーの様に成った。中には数字が書かれた鞄。
「入学前に送ってもらった“個性”届けと、要望に沿って誂えたコスチューム！」
歓声を上げる生徒達。
「着替えたら順次、グラウンドβに集まるんだ！」
「「「「「はーい！」」」」」
着替える為、更衣室へ。
「あら、着物なんですね」
総髪女子が話しかけて来る。
「む、嗚呼。普段着慣れているからな」
「へー！ 普段着物着てるんだ！ あ、私葉隠透！ よろしくね！ えーっと、」
「尾崎。尾崎紅葉じゃ」
全員と自己紹介をし、運動場βに向かう。
「格好から入るってのも、大切な事だぜ！ 少年少女！ 自覚するんだ。今日から自分は、ヒーローなんだと！」
出久以外の生徒がコスチュームを着て勢揃いする。
「良いじゃないか皆！ カッコいいぜ！ さぁ始めようか！ 有精卵共！」
第三十四話※お久しぶりです。徐々に再開していきますので宜しくお願い致します！→←第三十二話
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霧宮椿(プロフ) - 続き待機しています！姐さんカッコいいです！応援しています！ (2022年11月26日 8時) (
レス) @page38 id: 95d482cbd7 (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇(プロフ) - 涙腺崩壊。特に夜叉とのシーンで泣いた (2019年7月31日 13時) (レス) id: 285fa6164a (このIDを非表示/違反報告)
鳳凰寺未来(プロフ) - 星姫さん» ありがとうございます！ 長らく更新できませんでしたが、他の作品含め、少しずつ更新して参りますので、今後とも宜しくお願い致します！ (2019年1月6日 14時) (レス) id: 6e4c19818c (このIDを非表示/違反報告)
鳳凰寺未来(プロフ) - マリーさん» 返信が遅れてしまい、申し訳ありません。少しずつ更新を再開して参りますので、今後とも宜しくお願い致します！ (2019年1月6日 14時) (レス) id: 6e4c19818c (このIDを非表示/違反報告)
星姫(プロフ) - 作品とても面白いです。更新楽しみにしています！ (2019年1月6日 2時) (レス) id: d716fdff91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鳳凰寺未来 | 作者ホームページ：
作成日時：2018年1月28日 11時
