絶賛恋愛中。３《平野紫耀》

55 紫耀 ページ7

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ー朝



「紫耀、朝だよ」



どこか遠くで俺を呼ぶ声。


大好きな人の声。




近くに行きたいのに、なかなか行けない。





「紫耀、遅刻するよ？」




わかってる。


わかってるけど…眠い。





「もー知らないよ！」




君が行っちゃいそうな気配を察知して





ｶﾞｼｯ



君の細い腕を掴んだ。





紫耀「やだ、行かんといて」




眠くて目は開けられないけど
起きてるよっていう意思表示。





『起きてるならはやく言ってよ』





紫耀「んー。眠くて目開けられんねんて」





『じゃあこれでどーだ！』





Aの声と同時に冷たいものが顔に触れる。





紫耀「冷たっ」



あまりの冷たさに目を開けた。





『あ、起きた！』




冷たいものの正体は、Aの小さい手やった。





紫耀「なんでこんなに冷たいん？」





『さっきまで食器洗いしてた』





紫耀「ほんと早起きさんやな」





『起きちゃうの、気にしないで笑』





なんか新婚さんみたい…♪





『ん？なんか言った？』





紫耀「ううん、ご飯食べよ！」





『うん、あっ！服着てね紫耀』





紫耀「あ、はーい」




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