絶賛恋愛中。３《平野紫耀》

93 廉 ページ46

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廉side




『お別れ、しちゃった。もう他人なんだね…』




そう呟くAちゃんは抜け殻状態。





いつもの俺やったら、きっと抱きしめたりしてただろう。




でも、それをできないのは、
きっと俺は本気でAちゃんが好きだから。
好きになったから。





今すぐ俺のものにしたい。





けど、Aちゃんを見ればわかる。



Aちゃんの中には紫耀しかおらんくて、
今でも紫耀のことが大好きやって。





俺の入るスペースなんて、これっぽっちもない。









『廉。これ』





廉「これは？」





『紫耀から貰ったネックレス。もともと紫耀のだったから。返しといてもらっていいかな』





廉「ええけど…貰っといてもええんやない？」





『ううん、だめだよ。私はもう紫耀の1番じゃない』





廉「Aちゃん…」





『お願い』





廉「わかった」









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『私、廉にたくさん迷惑かけちゃったね』





廉「そんなことないよ！」





『ごめんね』





廉「だからそんなこt…」





『ありがとう』



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