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あんなに桜が満開だったのに、今は寂しく枝だけ。
まるで、私の心情を映し出してるみたい。
私にはもう一度、蕾がつくのかな?
桜の木を見上げながらこんなことを考えた。
廉「Aちゃん?」
声のしたほうに目線を向ける。
『廉、くん…』
そこには変装をしていない制服姿の廉がいた。
廉「何?なんでそんなに驚いてんねん」
『だって久しぶりだし、こうやって制服で会うの初めてだし』
廉「あぁ確かに、初めてやな」
そう言って照れくさそうに俯く廉が
夕日に照らされて、さらにかっこよく見えた。
廉「公園、行こっか」
『そーだね』
なんの話があるのか、
それは公園につくまで教えてくれなかった。
廉「俺、飲み物買ってくる」
そう言って自動販売機にかけてく廉に背を向け、ブランコに座った。
ギーギー
揺れるたびに音がなる。
廉「無邪気やな」
いつの間にか帰ってきていた廉が隣のブランコに座りながら言った。
『ブランコってさ、楽しいよね。一人でも、楽しいよね。』
廉「そうやね。けど二人のほうがもっと楽しいよ」
ギーギー ギーギー
2つになったブランコの軋む音が
私の心を刺激した。
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*みんと*(プロフ) - しょーりさん» うわーありがとうございます(;_;) (2016年2月21日 23時) (レス) id: 67ac651065 (このIDを非表示/違反報告)
しょーり - もうさいこー☆ (2016年2月21日 22時) (レス) id: d83feed797 (このIDを非表示/違反報告)
ボブ(プロフ) - すごく良い話!もっと平野君の嫉妬心感じたい!イチャラブやばい笑廉君の少しの優しさやばいっす笑完結しないでー笑 (2015年5月11日 2時) (レス) id: 8c2ba2c863 (このIDを非表示/違反報告)
みんと(プロフ) - さりさん» うわうわうわうわ!ありがとうございます!もう嬉しい限りです! (2015年4月6日 7時) (レス) id: 67ac651065 (このIDを非表示/違反報告)
さり - ヤバイ!泣きました! (2015年4月6日 2時) (レス) id: 16f0452945 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みんと | 作成日時:2015年3月6日 18時