81話 君に本物の愛情を ページ34
ってことが昨日あったのにもかかわらず、リュウジが僕を慰めてくれたのにもかかわらず……。
「練習どころか学校まで休んじゃった」
部屋に設置されている時計を見てため息をつく。
「Aねーちゃん、今日は学校行かないの？」
「うーーん……」
「何かあったの？ 裏切られたとか？？」
自分を心配そうに伺ってくるマサキはとても愛らしかったけど、最後の言葉で僕は固まった。
「マサキ」
「何？」
「なんで裏切られたって思ったの？？」
「人は簡単に裏切るから」
「っ！ おいで、マサキ」
「ん？ う、うん」
僕は扉の前に立っているマサキを自分の近くに寄らせた。
マサキは、頭に？マークを浮かべている。
自分の言ったことの重要さにマサキは気付いていない。
「マサキにとって、僕は君に害をなす人だと思う？ 僕もいずれ君を裏切る日が来ると思って接してるの？？」
「そんな事ないよ……」
マサキは呟くかのように答える。
「じゃあ、ヒロトや風介、晴矢とかリュウジは？？」
「そんな事ないよっ！ 皆そんなんじゃないっ！！ Aねーちゃんだって知ってるじゃんっ！！」
そんなマサキに追い打ちをかけるように質問を続けると今度は大きな声を出して言った。
「マサキ」
「何……？」
僕がマサキに声をかけると、マサキは震えた声で返事を返した。
「全ての人が、僕達を敵視しているわけではない。ちゃんと僕達を理解してくれる仲間や友達がいるから……。だから、そう簡単に人は裏切るなんて考えないで」
僕はぎゅっとマサキを抱きしめた。
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シズキ(プロフ) - ショコラさん» 感想ありがとうございます！！神作なんてそんな恐れ多いですっ(><)これからもよろしくお願いします！！ (2016年9月24日 21時) (
レス) id: bec0f2fea0 (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ - 面白いです！神作じゃないのォ？←近所のおばさん((ｹﾞｼｯとにかく頑張ってください！ (2016年9月24日 21時) (レス) id: 174d99ad34 (このIDを非表示/違反報告)
シズキ(プロフ) - ブイブイさん» 感想ありがとうございます！これからも力を入れて行きたいと思いますっ！これからもよろしくお願いします！！ (2016年9月24日 13時) (レス) id: bec0f2fea0 (このIDを非表示/違反報告)
ブイブイ(プロフ) - 初めまして！この作品、すごく面白いですね！続編も頑張って下さい！ (2016年9月24日 9時) (レス) id: 3fff5a4af9 (このIDを非表示/違反報告)
シズキ☆(プロフ) - ライアーさん» 気付くのが遅くなりすみません。感想ありがとうございます！完全にスランプに落ち合っていますがなんとか頑張りますっ！これからもこんな作品でよろしければよろしくお願いします！！ (2016年8月28日 8時) (レス) id: bec0f2fea0 (このIDを非表示/違反報告)
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