58話 認めてやってもいいけど？ ページ11
そして試合開始のホイッスルが響いた。
やっぱり苦戦苦闘中。
「イナズマ落としを使わなくていませんように」
完全にビビっている壁山くん。
でも、ファイヤートルネードを打とうとするも相手のほうがジャンプ力が高くてボールを取られる。
円堂くんもだんだん手にダメージを受けてるようだし……。
ゴールとゴールを行き来してなんとかしてるんだけどね。
何か、僕もそろそろシュートを打とうかなぁと考えてた矢先にボールは染岡くんにボールが渡った。
「………あっ」
そうだっ、このあと染岡くん怪我するんだけっけ！？
そう思い出したら、足は染岡くんの方に向いて走っていた。
「空中戦で敵わねぇなら、こいつはどうだ！ドラゴッ」
「染岡くん！！」
「グオオォォォ！！！」
ドラゴンクラッシュを打とうとする染岡くんにものすごいスピードで転がってくる獅子王くん。
僕は染岡くんの方に飛び込むと、一緒に吹き飛ばされてしまった。
「染岡！ 神楽坂！」
そんな僕達に、皆が集まって来る。
「……っく」
さっきの攻撃で怪我をしたのは染岡くんだった。僕が染岡くんに飛び込むのが少し遅かったんだ。
「染岡くんっ、染岡くん！ 大丈夫！？ ごめん、もう少し早かったらっ」
「ゲッ、神楽坂お前何泣いてるんだよ」
「……え？ 泣いてる？ あっ、ホントだ」
僕は何度か涙を拭うも涙は止まらない。
「あれ？ 変だな」
「おいもうやめろ、神楽坂」
また涙を拭おうとすると、豪炎寺くんに腕を掴まれた。
「ほら、赤くなってるじゃないか」
「……だよ。なんで俺の方に突っ込んできた挙句泣くんだよ。ヘタしたら神楽坂のほうが怪我してたんだぞ？ 俺はお前にいろいろと言ってたんだぞ？」
「……え？ だって、仲間、だから？」
「なか、ま？？」
「あれ？ 僕だけ？ そう思ってたの？？」
「いや、ごめん。ありがとな」
染岡くんはそう言って、ベンチへと戻っていった。
これは、認めてもらえたってことでいいのか？？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 147人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
花を咲かせる救世主 -runaway for myself- 04 花を咲かせる救世主 -another story-【イナズマイレブンGO】
モブが暗殺者になれるわけないでしょう【暗殺教室】もっと見る
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シズキ(プロフ) - ショコラさん» 感想ありがとうございます！！神作なんてそんな恐れ多いですっ(><)これからもよろしくお願いします！！ (2016年9月24日 21時) (
レス) id: bec0f2fea0 (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ - 面白いです！神作じゃないのォ？←近所のおばさん((ｹﾞｼｯとにかく頑張ってください！ (2016年9月24日 21時) (レス) id: 174d99ad34 (このIDを非表示/違反報告)
シズキ(プロフ) - ブイブイさん» 感想ありがとうございます！これからも力を入れて行きたいと思いますっ！これからもよろしくお願いします！！ (2016年9月24日 13時) (レス) id: bec0f2fea0 (このIDを非表示/違反報告)
ブイブイ(プロフ) - 初めまして！この作品、すごく面白いですね！続編も頑張って下さい！ (2016年9月24日 9時) (レス) id: 3fff5a4af9 (このIDを非表示/違反報告)
シズキ☆(プロフ) - ライアーさん» 気付くのが遅くなりすみません。感想ありがとうございます！完全にスランプに落ち合っていますがなんとか頑張りますっ！これからもこんな作品でよろしければよろしくお願いします！！ (2016年8月28日 8時) (レス) id: bec0f2fea0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
