Grief Cinderella 橙×黄青×黄 (ページ46)

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今日は仕事は休みやったけど奥様に呼び出されたから奥様の部屋に入る。

淳「失礼します」

淳「奥様お呼びでしょうか？」

奥様「ああ、シンデレラごめんね？休みなのに呼び出しちゃって」

淳「構いません。どうせ行くところもありませんから」

奥様「そんな事言わなくて良いのに」

淳「本当の事ですよ」

奥様「そうね。シンデレラは昔からねぇ…」

淳「奥様、昔でもほんの3年前くらいですよ」

奥様「3年前も前なら私にはもう昔になっちゃうわ」

淳「それは早すぎですよ」

奥様「いいじゃない別に。ああそうだわ本題を忘れてたわ」

淳「何でしょうか？」

奥様「あなたはまだ若いからこんな小さい街にずっと居るよりもっと色んな物を知った方がいいと思うの。

だから私の娘が王都にいるからそこでメイドとして働いて欲しいの」

まさかの言葉にびっくりした。

そんな事をお考えになっていたとは気づきもしなかった。

王都でメイドとして…

正直そんなに乗り気では無かった。

王都に行くと貴族や王族がいる。

もしかしたら前に外交で俺に出会った事がある人に遭遇するかもしれへん。

そう考えると恐ろしかった。