シンデレラな君を。【登坂 広臣】

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そして湾岸地区のコンテナ街で対峙し合った両者、MIGHTY WARRIORSのICEとパール、そしてコブラ達の雄叫びにより戦いの火蓋が切って落とされ、かつて廃墟同然であってコンテナ街はSWORD地区VS湾岸地区同士の戦場と化した。




｢｢｢うおおおおおおおおお！！！！！｣｣｣

『わーわー、始まっちゃったぁ…死人が出なきゃいっか！へへ、』




そんな抗争をコンテナの上に座りながら眺める女がいた。

SWORD連合軍100人VS湾岸連合軍500人の戦いは数で苦戦するが、長兄の情報を交換条件としララを助ける為に雨宮兄弟が戦場に乱入する。




『……へー、なに、カッコイイじゃん』




コンテナの上から広斗とICEを見るのは──────ナイフ。

そんなナイフに近づく敵。




『私に逆らうっての？』




今いいところだったのに。と懐からナイフを取り出して相手の首にあて、一直線に後ろへと引く。

後ろへと引くことで返り血は最小限に留まり、ナイフはそのまま反対側の横へと逃げれば自分がやったなどという痕跡は残らない。




『ご愁傷さま』




そう。彼女は拳なんかで戦うことはしない。


邪魔するものは─────────『殺すまで』



そしてそのままナイフは広斗の方を一瞥し立ち去る。



(ナイフのTHE MOVIEの出番はここまで。)








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