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さっきまで楽しかったのに、重くなり続ける空気が嫌だ。
どうしよう、私、嫌われたのかな。
そんな事を思ってたら美味しかったはずの鍋が味、しなくなってきて苦しくなる。
登坂「ごめん、いや、…ごめん」
『い、いや、私こそ』
登坂「ごめん俺が悪かった、だからそんな泣きそうな顔…すんなよ、」
今、私どんな顔してたの?って登坂さんの瞳の中にいる私を見れば目が潤んで今にも泣いてしまいそうな顔だった。
登坂「なんでそんな顔すんだよ、」
って言う登坂さんも泣きそうな顔をしていて、悲しい。
登坂さん、って手を伸ばしてその頬に触れたくて。
でもその指先は登坂さんの頬に届く前にキュッと掴まれてしまった。
登坂「……A、」
ユラリと揺れた瞳と一緒に、彼の瞳に映る自分も揺れる。
彼と居ると、いつも泣きたくなる。
胸のあたりが締め付けられて、苦しいのに心地いい。矛盾の連続。
登坂「泣かせてごめん、…苦しめてごめん。なんか俺ら、出会わなきゃ良かったのにな」
『違う、』
登坂「え?」
『それは違う。例え、私が事務所に入ってなくても、私は登坂さんを好きになる。絶対好きになってる。』
例えあなたが三代目じゃなくても、芸能人じゃなくても、必ず会うと思う。
何があっても、私はあなたを好きになる。
登坂「……馬鹿なの、お前」
『え?』
登坂「なんで、んな恥ずかしいこと言えんの」
そう言われてハッとする。待って、私今すごい恥ずかしい事言った?
うわぁって恥ずかしくて下を向いてたら登坂さんが私の手を離して、そのままわの頭を撫でた。
その表情は見たこともないくらいに優しくて、さっきまでの恥ずかしさが消えて幸せになる。
登坂「……うん、Aは笑ってた方がいい」
可愛いよ。って、それこそ小っ恥ずかしいセリフを言ってのけた登坂さん。
私よりも大人のはずなのに、……って、登坂さんって一体いくつなの?
もぐもぐと鍋の中に入っていたつみれを口いっぱいに含んで幸せそうに食べてる登坂さんを見る。
『登坂さん』
登坂「ん?」
『登坂さんって今、おいくつですか?』
登坂「……お前さぁ」
『え?』
登坂「Wikipediaで調べろよ」
『あ、その手が。……でも、本人が目の前にいるから』
って言いながらも失礼しますって声をかけて携帯を操作する。
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shirey(プロフ) - なんか苦しいですね、、(;_;)主人公ちゃんを救ってくれるのはもちろん、、 (2018年10月23日 21時) (レス) id: eae9c1c1ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラベン | 作成日時:2018年10月16日 16時