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と、いうわけで次の日現場に行くと大勢の人でごった返していて焦る。こんな大勢で映画って撮るんだ、大変なんだな…
え、人多い、え、ほとんど男の人だ、え、私こんな所いてもいいのかな?
どうしようって辺りを見渡した時ポンッと肩に手を置かれた。
『た、TAKAHIROさん!!おはようございます!』
TAKAHIRO「おはようAちゃん、早いね」
『早めに来たんです、どんな雰囲気なんだろーって』
TAKAHIRO「熱心だ」
『演技初めてなので緊張して…』
TAKAHIRO「ああ、なんかAKIRAさんが言ってたよ」
『え?』
TAKAHIRO「凄い子が出てきたよって」
『……はぁ、』
TAKAHIRO「楽しみにしてるね」
『ありがとうございます』
なんだろう、TAKAHIROさんがいてくれるからなのか緊張がほぐれていく。
って、思ったのに
「……何やってるんっすか、TAKAHIROさん」
ずっと聞きたかった、けど、もう聞きたくなかった、優しいその声は。
その声を聞いた瞬間に私はほぐれたはずの緊張がより倍増されて戻ってきた。
TAKAHIRO「あ、臣ちゃーん!!そっか、Aちゃんの歓迎会来なかったんだよねえ、紹介するね、Aちゃん!!あ、NANAちゃん!新しいモデルさん!」
なんだろう、リアル雅貴とリアル広斗みたいな関係だな。って頭の片隅で思ったけどそんなのは一瞬で。
登坂「いや、知ってますよ、Aちゃんのこと」
ああもう、その声で、私を呼ばないで
TAKAHIRO「あれ?知ってた?」
『はい、こ 登坂「前に偶然Aちゃんが事務所で迷ってるの助けてね」 ……え、』
なんで、なんでそんな嘘つくの。KOTONEの……彼女の親友が私だったって言えばいいのに。
びっくりして登坂さんを見れば目が合って笑われた。
なん、で、?
なに、その、──────── 優しい瞳
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ゆうやん - 好きすぎて何回も読んでます!続きが気になりすぎて…。応援してます!頑張って下さい!! (2018年9月2日 2時) (レス) id: 923257e9a1 (このIDを非表示/違反報告)
ichika0312(プロフ) - 主人公さんはいきなり臣さんの事が好きになったのですか? (2018年8月1日 12時) (レス) id: 09afc1ea42 (このIDを非表示/違反報告)
佐野琴吏(プロフ) - このお話大好きです!!応援してます!! (2018年7月28日 20時) (レス) id: ba364fc6bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラベン | 作成日時:2018年7月28日 20時