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何度目か分からない頭を下げた時お客様に言われたんだ。
「また作ってください!NANAちゃんのデザインしたの大好きです!」
『あ、ありがとうございます!』
って笑って握手すれば一緒に来ていた友達も私に握手を求めてきてその人達は満面の笑みで帰って行った。
「やば〜い!NANAちゃんに握手してもらえた!!!」
「めちゃくちゃ可愛いんだけど、なにあれ」
普通にこのお店は売り上げも良くて景気はいいんだけどこの日を境にして大きく変わった。
売り上げが約2倍に跳ね上がり写真を一緒にって求めてくる人が増えた。
都内だけじゃなく遠いい県からわざわざ来たって人も多くなった。
そんな絶好調の毎日で冬に差し掛かったある日のこと。
雪さんが休憩中に発した言葉。
黛「もしAがモデルとかになってここのお店のイメキャラになったらさ、もっと売れるかもね?
姉妹店とか作れて大企業になりそう!」
って言葉だった。
その言葉で私の中でなにかが変わっていっていて“このお店のために自分が出来ることがあるならやりたい。”って思っていた。
それが例え、自分がデザインしたやつを売るでも、自分がモデルになってそれを身に付けるでも。なんでも。
そんな想いを抱えたまま12月を迎えた。
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かな - 面白かったです! (2019年1月29日 18時) (レス) id: fd5468e854 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - こんな面白くていい作品に低評価、頑張ってください! (2018年8月4日 21時) (レス) id: 43e3ea1deb (このIDを非表示/違反報告)
りさ - すごい面白いです!楽しみに待ってます! (2018年7月26日 15時) (レス) id: 6df2b7b20d (このIDを非表示/違反報告)
fs - とっても面白いです!しかも、9.8は評価高いですよ!これからも更新頑張ってください! (2018年7月25日 22時) (レス) id: c28a4b82ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラベン | 作成日時:2018年7月15日 15時