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義理は果たしたと、途中で切り上げて部屋に入る。
俺の気持ちなんてお見通しな潤はエレベーターを途中で降り『お疲れ様でした』と自分の部屋に向かって行った。
ドアが閉まる寸前に『程々にお願いしますね？』と言われた気がしたが…
気がしただけだから無視でいい。
Aと共に部屋に入り、ドアを閉めたところで後ろから抱きしめる。
髪がアップされてる事で、目の前に晒されてる真っ白で滑らかなうなじに唇を寄せて軽く歯を立てた。
本当は跡が残るくらいに噛みつきたいんだが…
そんな事したら2、３日は口をきいてもらえないかもしれないと我慢。
「…ん…しょ…ちゃん？こんなとこで…。」
「黙ってろ。俺は今、最高に気分いいんだ。邪魔すんな。」
「俺様…。」
「はっ？今更だろうが。」
「ちょっと疲れたの…ひと息つきたい。」
まったく…
どうやら俺の嫁は俺に自分の嫁を愛でる事もさせてくれないつもりらしい。
俺に向かって口ごたえする可愛くない口は…
「ぅん？！」
塞ぐに限る。
抵抗するかの様に固く唇を閉ざしてるから、上唇、下唇と優しく食んで愛撫して…
力がふと抜けたところで舌を滑り込ませた。
散々、舌で口内を弄んでとりあえず満足した俺が唇を離すと、
「おっと。」
Aの腰が砕けた。
「もぉ…しょーちゃんのバカァ…。」
キスで赤くなった頬に潤んだ目、舌ったらずな口調…
その全部が俺のオトコを呼び起こし煽ってやまない。
「ったく…マジでお前は…。」
「うん？」
「どこまで俺を気持ちよくさせんだよ。」
『もぉ//バカ//』と悪態をつくAですら可愛いくてしょうない。
歩くのが無理であろうAを抱き上げると、素直に首に手を回し抱きついてくる。
このままAを抱きたいが、あの空間にいた事によって余計な匂いがついて気分が悪い。
はやる欲望と衝動を無理矢理抑え込み、リビングに向かう。
「しょーちゃん？」
「ん？とりあえず風呂に入ろう。」
「…。」
返事がないAをソファに降ろして、顔を覗き込むと、潤んだままの目は何処となく不安気で。
「どうした？そんなに疲れたか？」
まぁ…無理もないか…。
けど、俺にも抱かないという選択肢はなく、そこは譲れない。
「ううん。」
「…なら…どうした？」
「しょーちゃんは私の旦那様だよね？」
ほら…こうやって…
嫉妬心と独占欲を露わにしたAを抱かないなんて選択肢はありえねぇからな。
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ゆーか.Ss.Kn.Ti(プロフ) - 俺様しょーちゃん素敵でした！夢主以外は冷酷な鬼社長なのに夢主には甘々な社長のギャップがとても良かったです！ (2018年5月23日 11時) (
レス) id: 46f7e9ba0d (このIDを非表示/違反報告)
sallysally67(プロフ) - 一気に読み漁りました。んも〜溺愛ぶりがたまらないです。甘い甘い雰囲気の中で素敵な言葉が交差するので、余韻に浸ることができて夢心地。櫻井社長の気持ち良い程の溺愛に思えるのは、しおななさんの紡ぐ言葉だからこそですね。 (2018年5月18日 9時) (レス) id: 8738f1c5dc (このIDを非表示/違反報告)
なるちゃん(プロフ) - う〜ん、ここまでくるとお見事！としか言いようがない〜 めっちゃ楽しかったです (2018年5月10日 10時) (レス) id: a1fe1fb9b8 (このIDを非表示/違反報告)
wakana2145(プロフ) - また、この小説が読めて凄く嬉しいです！！溺愛翔くんに何度読んでもにやけてしまいます！ほかの作品も楽しみしています、頑張ってください！ (2018年4月25日 21時) (レス) id: 567c211a3d (このIDを非表示/違反報告)
mayu(プロフ) - 凄く嬉しいです、更新ありがとうございます。 (2018年4月9日 13時) (レス) id: 328b884698 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおなな
| 作成日時：2015年9月25日 11時
