18＊血の呪縛 ページ23
＜シエルside＞
シ)「巴!!」
巴の腹部にサングの拳が襲い掛かった
グ)「アンタ…!」
──ｷﾞｬﾗﾗﾗﾗﾗ…!!
意識を失ったらしい巴を肩に担ぐと襲い来るグレ
ルを涼しい顔でかわし ガラスケースを1つ持ち上
げそれをグレルの顔面にくらわせる
グ)「顔はやめなさいよ!!!」←
サングは先程とは打って変わって沈着冷静だ
紫色の瞳が僕を見る
サ)「なるほど…さっきの君は彼女に『危険だから
離れろ』と言いました…どうしてか知りませんが
君は僕たちの目的を知っていると考えても良いよ
うですね」
シ)「3人を返せ…」
サ)「返せ?やっぱり君と話すと腹が立ちますよ
君はまだ分かっていないみたいですね」
分かっていない…?
サ)「ここはもう君(ファントムハイヴ)の盤の上
ではなく…僕たち(ヒューバート)の支配する盤なん
ですよ」
シ)「ｯ! 自分が騎手だとでも言いたいのか」
サ)「残念ながら僕は騎手じゃありません
僕は今 余所者たちと戦うただの駒です
余所者は言うまでもなく君たち…つまり君も今や
立派な“駒”なんですよ」
っ…僕が駒だと…?
サ)「セバスチャン…でしたっけ?」
セ)「?」
サ)「さっきの一撃効きました さすが悪魔ですね
お陰で頭が冷えましたよ…
どうもありがとうございます」
セ)「ご冗談を＾＾私としたことが、未練たらしく
お姉様の影に苦しみ続ける甘ったれなヴァンパイ
アに見舞うものとしては少々蹴りが甘かったよう
ですね…」
サングは僕たちを飛び越えると隠し通路の前に立った
サ)「僕は追いかけなかったんじゃありません
追いかけられなかったんです
僕はヒューバート家 次期当主…」
──『あなたはこの家の長男なのよ?』
サ)「ロイ・ヒューバートの血を継ぐ正式な後継者
である以上…
僕はここを離れるわけにはいかない」
そう言うとサングは通路の闇の中に消えた
グ)「どーいうことォ?アイツらの狙いはあのメイ
ドだけじゃなかったの?巴をどうする気ヨ!」
シ)「それについては追々分かるはずだ」
セ)「!? ご存知なのですか?」
シ)「リーブンに会った」
グ&カ))「「?」」
セ)「!」
シ)「とにかく今は追うぞ…奴が案内してくれる
Aとエイミーもそこにいるはずだ」
セ)「御意」
──『君たちも駒なんですよ…』
サング・ヒューバート…悪いがこのゲームは何と
してでも僕が勝つ
チェス盤(ゲーム)を支配するのは
この僕
シエル・ファントムハイヴ
お前たちには何も渡さない…──
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黒妃 - 水季愛素さん» コメントありがとうございます(*´∇｀*)今回は数日ほど間が空くことが何度もありましたね。すみません(・・;)続編も楽しんでいただけるように頑張ります。よろしくお願いいたしますm(__)m (2015年3月21日 7時) (
レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
水季愛素 - まずは初めまして！そして完結おめでとうございます。ずっとコメントする機会を伺っていた一作目からのファンです。とくに、今作は毎日更新されてないかを見ては、一喜一憂していました。本当に面白かったです。お疲れ様です。続編、楽しく読ませていただきます！ (2015年3月21日 1時) (レス) id: 3d8daab8a9 (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - ベルちゃんさん» 了解です(^-^ゞ少々時間がかかるので少しお待ちくださいm(__)mその内URLを載せさせて頂きます(*´∇｀*) (2015年3月20日 19時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
ベルちゃん(プロフ) - 続編、是非書いてください！応援してます( ´ ▽ ` ) (2015年3月20日 13時) (レス) id: d34f80808d (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - 紫杏さん» ご無沙汰です(。・ω・。)ゞ!!最後までお付き合いいただきありがとうございましたm(__)m!!続編、喜んで書かせて頂きますo(｀^´*)!!ある程度更新が出来ましたらこの作品にURLを載せさせて頂きます(*´∇｀*)次回もよろしくお願いいたしますm(__)m! (2015年3月20日 7時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
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