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*God's daughters 鶤* ページ20

アレティアは自分が

醜いと嫌ってきた人間を産み落としたことに

酷くショックを受けました

アレティアは思いました


“エラはヴァンパイアよ…!

今はまだ力が覚醒していないだけ…!”


事実を受け入れられずに

そう信じ込んだアレティアは幼いエラに

人の血を飲ませ始めました

エラは何度も口に含んでは吐き出し

母に罵倒され拷 問にも似た虐 待を

物心つく前から受けるはめになったのです

一方 アレティアはロイを強く想いながらも

相変わらず自分の欲望には忠実でした

気に入った男を見つけると

持ち前の美貌であっという間に虜にして

オモチャで遊ぶかのように戯れました

何度かロイ以外の男性との間に

子供をもうけたこともありましたが


“ロイの血を引かない子に価値はない”


そう言って

生まれたての赤子の身体中に切り込みを入れ

毎度エラに寄越すのです


“貴女はわたしとロイの第一子…

美しく気高い貴女になら絶対できるわ

このわたしの子だもの

次にわたしが来るまでに

その血を全部吸いきってなかったら

ただじゃおかないわよ”


エラは怯え、涙ながらに

母の歪な愛情と期待に応えようと

泣きながら幼い亡骸を屠るのでした

しかしそんな生活に耐えられるはずなど

ありませんでした


エラの感情は遂に爆発し


12才になったある日


エラは


アレティアを殺害しました


“私はあなたとは違う…”


虫の息となった母親に言い放つと

エラは邸宅を飛び出しました

そして行く宛もなくさ迷うこと数日…

とある屋敷の庭に迷い込みました

そこには

花々に囲まれて両親と笑い会う

同い年程の娘の姿がありました


“いいなぁ…”


自分もあのようになりたい…

エラは娘の両親がいなくなったことを確認し

娘に近付きました


“こんにちは”

“? 誰?”

“私、エラ”

“え!?すごい!私もエラって言うの…!”

“そうなんだ^^”

“こんなことってあるのね!

エラ、良かったらおうちで遊ばない?”

“お庭で良いわ ちょっとお話ししよう?”


エラは娘に質問をしました

好きなもの、誕生日、癖はある?、親の名前は?


“? …何で私のこと訊くの?”


やや不信感を抱いた娘が訊くと

エラは娘の首を締め上げ

木陰でその服を自分のものとすりかえました

そして悲鳴をあげると


“どうしたの!?”

“お、女の子が…!”

“! エラ、部屋にいなさい。後を頼むぞ”

“御意”


執事によって娘は処分され


エラは娘となりました

16*隠し通路→←15*悲し気なウソツキ



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黒妃 - 水季愛素さん» コメントありがとうございます(*´∇`*)今回は数日ほど間が空くことが何度もありましたね。すみません(・・;)続編も楽しんでいただけるように頑張ります。よろしくお願いいたしますm(__)m (2015年3月21日 7時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
水季愛素 - まずは初めまして!そして完結おめでとうございます。ずっとコメントする機会を伺っていた一作目からのファンです。とくに、今作は毎日更新されてないかを見ては、一喜一憂していました。本当に面白かったです。お疲れ様です。続編、楽しく読ませていただきます! (2015年3月21日 1時) (レス) id: 3d8daab8a9 (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - ベルちゃんさん» 了解です(^-^ゞ少々時間がかかるので少しお待ちくださいm(__)mその内URLを載せさせて頂きます(*´∇`*) (2015年3月20日 19時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
ベルちゃん(プロフ) - 続編、是非書いてください!応援してます( ´ ▽ ` ) (2015年3月20日 13時) (レス) id: d34f80808d (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - 紫杏さん» ご無沙汰です(。・ω・。)ゞ!!最後までお付き合いいただきありがとうございましたm(__)m!!続編、喜んで書かせて頂きますo(`^´*)!!ある程度更新が出来ましたらこの作品にURLを載せさせて頂きます(*´∇`*)次回もよろしくお願いいたしますm(__)m! (2015年3月20日 7時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒妃 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2015年2月18日 20時

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