子供たち 3 (ページ1)

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新たな日々ページ1

昔から思ってた。兄弟がほしいって‥

一人っ子の自分はよく兄弟をみて思っていた事

兄弟喧嘩の話を聞いてたら自然と頬がゆるん

だ。

朝の日差しと共に小さなスマホのアラームで目

を覚ましたA。まだ眠たいが朝ごはんとお

弁当を作らなくては行けない為、眠たい目を擦

りながら着替え、身支度をしながら洗濯機を回

し始めた。

A 『眠いzzZZ』

亮平達の母親になってから、早いもので二週間

になる。段々慣れてきてはいるが、体力の消耗

はえげつない。

照 (弁当と朝ごはん、俺作るからまだ寝てな)

洗面所に手を付きながら歯を磨いていると、い

つの間にか後ろにいた照の存在に気がつかなか

った。

A 『！びっくりしたー。』

照 (今日俺、仕事休みだからさ、Aはゆっ

くり寝てて？)

A 『うん。そうする。ありがとー』

もうすでに半分寝ているAを見ていた照は

優しくAをお姫様抱っこし、ソファーまで

つれていった。

照 (A？そろそろ朝ごはん出来るから、起

きて？？)

照の優しい声で目を開けたAはさっきより

も、体が楽になっている事を実感した。

A 『ありがとう。照』

照 (いいよ。準備してきな。俺は寝坊助を起こ

してくるから笑)

照は二階へ上がり、Aは仕事に行く準備を

した。しばらくすると、二階から元気な足音が

聞こえてきた。

大介 (おはよーー！)

康二 (おはよ！)

A『おはよう康二に大介。あれ？亮平

は？』

照 (ここにいるよー、ってほら亮平)

照に抱っこされている亮平はまだ眠たいのか少

しぐずってる。

亮平 (ﾝｳｳ‥)

A 『まだ寝かせとく？』

照 (そうするか。朝ごはんはおにぎりでも作っ

て持っていくよ。)

亮平を布団に寝かせ、朝ごはんをテーブルに並

べた。

A 『それじゃあ食べよっか？』

全員【いただきまーす】

家族が増えた食卓は大変だけど楽しい。

A『大介、おでこにケチャップついてる

よ。』

大介 (ほんと？)

照 (康二は腕についてるよ)

康二 (拭いて！)

二人ともどう食べたらそんな所につくの？って

場所についてる。

照 (よし、ご飯食べたら施設行く準備してよ)

大介 (亮平、いつ起こすの？)

照 (ごはん食べ終わったら、起こすよ)

照は大介の口についている食べかすをティッシ

ュで拭き取った。