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*Cinderella 鵺* ページ7

シンデレラは舞踏会へ行く決意をしました

魔女はシンデレラにドレス、馬車、そして美しいガラスの靴を与えました

“良いかい?この魔法は12時には解ける

それまでに公爵とキスをおし

もしできなければちょいとお代を頂くよ”

シンデレラは舞踏会に行きました

公爵はシンデレラを見て声をかけました

“一曲お相手をお願いできますか?”

公爵との楽しい時間はあっという間でした

2人で庭で話しているうちにお互い惹かれ合い

公爵は言いました

“僕の妻に…”

しかし そこで12時の鐘が鳴りました

シンデレラはキスのことなど忘れ

一目散に走り出しました

初めて好きになった人にみすぼらしい姿を見られることが恐かったのです

シンデレラは馬車に飛び乗り家に帰りました

片方靴がないことに気付いたのはその後のことでした

“できなかったね…キス”

待っていた魔女が言いました

“仕方ない…

こうなりゃ公爵にお前を見付けさせるさ”

後日、ガラスの靴を持って現れた公爵の使いによりシンデレラは見事 公爵の妻に選ばれました

それから数年 幸せな日々を送るシンデレラは公爵との間に娘を授かりました


そんなある日、再び智恵の魔女が現れました


“お代の話を忘れていないだろうね?”

魔女の言葉にシンデレラはびくりとしました

嫌な予感がしたのです

シンデレラが忘れていないと答えると魔女は言いました

“お前と公爵の間に生まれた娘を渡してもらおう”

シンデレラは嫌だと言い張りました

“私は家族ができて幸せです

あなたはかつて私に幸せを約束してあげようと言ったじゃありませんか”

“永遠を保障した覚えはないさ”

魔女は酷く冷たく言いました

シンデレラが魔女のことを公爵に告げると彼は妻と娘を守るべく屋敷の警備を増やしました

しかしその翌日です

部屋で死んでいる公爵をメイドが見付けました

シンデレラは悲しみに暮れました

ところが程無くして

公爵を見付けたメイドが死に

メイドを見付けた庭師が死に

庭師を見付けたコックが死に

コックを見付けた使用人が死に…

ついに屋敷はシンデレラと娘だけになりました

このままではいけない…

そう思ったシンデレラは娘を連れ

深い森の中に向かいました

シンデレラは森の奥に住む“慈愛の魔女”に全てを打ち明け娘を預けました

シンデレラは娘を抱き締めてごめんねとありがとうを何度も惜しむように繰り返し

そして背を向けると

そのまま二度と帰ることはありませんでした

6*使用人の朝→←5*迫る瞳



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黒妃 - ☆くうちゃん★さん» 未定です((←というか多分ないと思います (2015年1月23日 7時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
☆くうちゃん★ - この小説って誰オチですか? (2015年1月22日 21時) (レス) id: 755fd59f34 (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - 暁さん» ありがとうございます(*´∇`*)週末辺りには何話かまとめて更新できそうなのでそれに向けて両立頑張ります♪ヽ(´▽`)/ (2015年1月5日 20時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
- 続きがとっても気になります!更新とお勉強頑張ってくださいね!応援しております♪ (2015年1月5日 19時) (レス) id: 2a89ffd64a (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - リリアンヌさん» ありがとうございます!そう言ってもらえて安心しました( ̄▽ ̄ )応援感謝です(^∧^) (2014年12月29日 21時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒妃 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2014年12月22日 11時

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