5*迫る瞳 ページ6
<Aside>
シ)「僕はシエル・ファントムハイヴ…
ここ(家)の当主だ」
この人…
いや、この子がシエル・ファントムハイヴ…
シ)「A…だな?」
貴)「はい」
シ)「話は聞いている 率直に言うとお前を雇いたい」
貴)「えっ…」
雇う??
貴)「何で私を…?」
シ)「こうして会うのも何かの縁だろう…
Aさえよければここで給仕(メイド)として
働いてほしい」
──『何で私たちは旅をしてるの??』
幼い頃の母への問いが甦った
貴)「よ、宜しいの…ですか?」
一所に長く留まることがなかった私は何処かに住
まう…1つの場所で生活することに憧れていた
貴)「わ…私…」
少し…その憧れが叶うと
シ)「?」
貴)「私で良ければ…」
期待しても良いなら…
貴)「是非 お願いします…!」
シ)「ん…セバスチャン Aに部屋を与えろ」
セ)「御意」
シ)「服は…しばらくはメイリンの予備を着せて
おけ すぐに新しいのを取り寄せる」
セ)「分かりました」
貴)「(あのメイドの…)」
セ)「では 失礼いたします…行きますよ」
貴)「あ、はい 失礼しました」
部屋を出ると執事の後ろをついていった
やがて1つのドアの前で止まる
セ)「ここがあなたの部屋です」
貴)「…(私の部屋…)入って…良いですか?」
セ)「ええ どうぞ」
──キィ…
こじんまりした一室…ちょっと狭いけどその分落
ち着きがある ベッド 鏡 机と椅子…見ただけで
嬉しい…
セ)「ここで待っていてください 今 服をお持ちします」
貴)「あ、はい」
数分後…──
持ってきてもらった服に着替え 鏡の前で確認する
そう言えば…まともに服なんか着るの初めてかも
──コンコン
セ)「如何ですか?」
貴)「あ、終わりました」
──キィ…
セ)「様になっているようですね^^」
貴)「あ ありがとうございます//」
セ)「では 明日から仕事をして頂きます
隣は私の部屋です しばらくは私が貴女に仕事を
教えることになると思いますのでそのつもりで」
貴)「はい よろしくお願いしますm(__)m」
セ)「礼儀はできているようですね」
貴)「えっ…」
顔が近付いてきた 私を見つめる赤い瞳…吐息が
かかる
貴)「ぁ…の「埃が付いてますよ」え?」
私の毛先から埃を掴みとる
セ)「貴女はファントムハイヴ家の使用人…身嗜
みにもしっかり気を配ってくださいね?」
貴)「は はぁ…」
──パタン
びっくりした…;
<セバスチャンside>
やはり似ていましたね…“彼女”と
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黒妃 - ☆くうちゃん★さん» 未定です((←というか多分ないと思います (2015年1月23日 7時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
☆くうちゃん★ - この小説って誰オチですか? (2015年1月22日 21時) (レス) id: 755fd59f34 (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - 暁さん» ありがとうございます(*´∇`*)週末辺りには何話かまとめて更新できそうなのでそれに向けて両立頑張ります♪ヽ(´▽`)/ (2015年1月5日 20時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
暁 - 続きがとっても気になります!更新とお勉強頑張ってくださいね!応援しております♪ (2015年1月5日 19時) (レス) id: 2a89ffd64a (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - リリアンヌさん» ありがとうございます!そう言ってもらえて安心しました( ̄▽ ̄ )応援感謝です(^∧^) (2014年12月29日 21時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
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