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40*花売りと魔女 ページ43

???…──<No side>

とある森の中にある薄暗い古城…

静まり返った荘厳な城の中に一人の女がいた

ソフィア)「クク…((ニヤリ」

“智恵の魔女”を名乗った女…ソフィアだ

大理石の柱に寄りかかり口角を吊り上げている

そこに

──ギィ…

大きな正面の扉を開いて現れたもう一人のフード

を被った人物…その手には霞草の入った篭

?)「…」

篭を持つ方は柱にソフィアを見たがすぐに素知ら

ぬフリをして通りすぎようとした

ソ)「おつかれさん」

通りすぎようとするとソフィアが声をかけた

ソ)「売れ行きはどうだい?((ニヤリ」

?)「…目的は花を売ることではありません…」

鈴の鳴るような綺麗な声…女だ

ソ)「分かってるさ 相変わらず冗談通じないねぇ

でも花が減って無いところを見ると…何も収穫は

なかったんだろ?」

?)「…」

ソ)「いっそそんなフード外したらどうだい?((ニヤ

あんたの可愛〜いお顔を使えば…どんな男も何だ

って喋っちm「あなたこそ…」?」

?)「…あなたこそ…早いところその“面”を外

してはどうですか?…いつまで本性を隠している

つもりです」

ソ)「隠しちゃいないさ…((ニヤリ」

?)「……目的は何です?」

ソ)「そんなもんありゃしないよ…まぁ強いて言う

なら…あたしは楽しみたいだけ

いつの時代もね」

?)「…」

女の篭を持つ手に力が入った

ソ)「お怒りかい?」

女は心を落ち着けるように吐息を吐き出す

?)「…いいえ……それよりあなたの収穫は?」

ソ)「ないよ…残念 残念 クク…」

?)「2人は?」

ソ)「いつも通りお寝んねしてるさ 昨日も探し回

ってたからね 空振りだったみたいだけど((ニヤ」

?)「そうですか…」

ソ)「ま これにめげずに頑張んなw力になれず悪いね」

?)「あなたへの期待などとうに捨てています」

女は広い廊下を歩き出した

ソ)「どこ行くのさ?」

?)「もう寝ます…昼間は…気だるくて仕方があり

ません…」

ソ)「あぁ…はいよ おやすみ」

?)「暇なら電話の修理をお願いします…壊れてい

てろくに通じないので」

ソ)「人間が作った機械なんざあたしの専門外だよ」

?)「魔法でも使えばどうです?いつかの…惨め

な娘にドレスと馬車を与えた時のように((クスッ」

ソ)「! ククク…言うようになったじゃないか?」

女は黙って暗い古城の奥へと消えていった

ソ)「まったく…魔女使いが荒いねぇ」

*Cinderella 鶩*→←39*美しきお客



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黒妃 - ☆くうちゃん★さん» 未定です((←というか多分ないと思います (2015年1月23日 7時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
☆くうちゃん★ - この小説って誰オチですか? (2015年1月22日 21時) (レス) id: 755fd59f34 (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - 暁さん» ありがとうございます(*´∇`*)週末辺りには何話かまとめて更新できそうなのでそれに向けて両立頑張ります♪ヽ(´▽`)/ (2015年1月5日 20時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
- 続きがとっても気になります!更新とお勉強頑張ってくださいね!応援しております♪ (2015年1月5日 19時) (レス) id: 2a89ffd64a (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - リリアンヌさん» ありがとうございます!そう言ってもらえて安心しました( ̄▽ ̄ )応援感謝です(^∧^) (2014年12月29日 21時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒妃 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2014年12月22日 11時

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