39＊美しきお客 ページ42
傷のある場所はバラバラだが…
セ)「なるほど…血管ですか」
シ)「血管?」
ア)「おや 鋭いね執事くん その通りだよ」
またも笑うアンダーテイカー
シ)「血管がどうしたと言うんだ?傷とは関係無
いだろう?」
セ)「坊ちゃんは血管が切れたらどうなるかご存
知ですか?」
コイツ…僕をバカにしているのか…(-_-;)
シ)「それくらい誰だって知っているだろ!;」
セ)「それを聞いて安心しました←
では…どうなりますか?」
シ)「そりゃあ…血が止まらなくなっt…((ﾊｯ!」
セ)「ﾆﾔ))そう…血が止まらなくなり最期には
死にます」
ア)「そして傷のあった場所には切れちゃ危ない
太い血管が通ってるのさ…ﾋｯﾋｯﾋ」
シ)「(共通点とはそういうことか…)」
全ての被害者の傷が偶然そんな所にあるとは考え
にくい おそらく犯人は初めから決めていた…動
脈を傷付けると…つまり目的は最初から殺害か
シ)「じゃあ被害者の死因は…」
ア)「全員“失血死”さ…ﾋｯﾋｯﾋ」
セ)「しかし被害者にあったの“小さな傷”
血管を掻っ切られているのならともかく 目立た
ない傷でそう簡単に死に至るとは思えませんが」
確かにそうだ…
シ)「いったいどんな傷だったんだ」
ア)「ﾋｯﾋｯﾋ 小生も探すのにてこずったよ
本当に見えるか見えないかぐらいの小さな穴がね
2つ空いてるんだ…」
穴…?
ア)「…見てみるかい?」
シ)「な…」
ア)「なぁに 怖がる必要はない…むしろ…真っ青
で綺麗なお客さんだよ…」
僕はアンダーテイカーに促されるまま セバスチ
ャンと店の奥へ向かった
──ｶﾀﾝｯ
棺が開く短い音が薄暗い部屋に響く
ア)「このお客さんは今回の被害者…死にたてさ
ﾋｯﾋｯﾋ」
アンダーテイカーが死体の腕を持ち上げてそこに
ランプを近付ける
ア)「ここだよ…」
シ)「……」
確かにあった 2つの小さな穴…
穴と穴は真っ直ぐ横に並んでいてその間隔は約5cm…
シ)「見れば見るほどこれが死因とは思えないな
…それにしても…」
僕は遺体を見やった
シ)「白いな…」
遺体の肌は白かった…血の気がないとは正にこの
ことだろう…まぁ死人はみんなそうなのだろうが
この遺体は本当に白い
シ)「…」
不謹慎だし 何より認めたくないことだが…この遺
体を“綺麗だ”と思っている僕が確かにここに居る…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 179人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒妃 - ☆くうちゃん★さん» 未定です((←というか多分ないと思います (2015年1月23日 7時) (
レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
☆くうちゃん★ - この小説って誰オチですか? (2015年1月22日 21時) (レス) id: 755fd59f34 (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - 暁さん» ありがとうございます(*´∇｀*)週末辺りには何話かまとめて更新できそうなのでそれに向けて両立頑張ります♪ヽ(´▽｀)/ (2015年1月5日 20時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
暁 - 続きがとっても気になります！更新とお勉強頑張ってくださいね！応援しております♪ (2015年1月5日 19時) (レス) id: 2a89ffd64a (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - リリアンヌさん» ありがとうございます!そう言ってもらえて安心しました(￣▽￣ )応援感謝です(^∧^) (2014年12月29日 21時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
