35＊夜に住まう者たち ページ38
ロンドン…──＜No side＞
真夜中のロンドンに
──ｷｬｧｧｧｧｧｧ…ｯ!!
今宵も女の悲鳴が響く
とある通りの一軒の家…床に横たわる女とその娘
の姿がほの暗いランタンの灯りにより妖しく照ら
し出される そして露になる2つの“影”
？)「あーあ…またハズレだコレ」
フードを被った者が言う
？)「でも 靴屋の親子よりは悪くない味でした」
もう1人…ランタンを持ちフードを被った方が言う
？)「いつまでこんなこと続けたらイイのかなー
ぼくら…♪」
？)「仕方ありません…お父様が捜す女(ﾋﾄ)を見
つけるまで止められませんよ」
──ﾌﾟﾁｯ
ランタンを持った方が懐から取り出した薄桃色の
霞草を一房、枕元に落とした
？)「それまたやるの?無駄なんじゃないの〜?」
？)「大丈夫です 彼女は代々無駄に正義感の強い
偽善者的傾向がありますから…生きることに貪欲
なクセに…自分が出ていけば全て丸く治まると思
っている浅はかな人間なんですよ」
？)「そこがイイんだよ カワイイ♪」
すると 窓辺に小さな黒い影が現れた
お揃いの黒いフードを被っている…黒猫だ
黒猫)「にゃー…」
？)「!」
？)「? 何だってー?」
？)「ソフィアから伝言です“母親はお父様が殺
したから 娘の方を捜せ”…だそうです」
？)「え〜…!な〜んだ じゃあ2人も襲わなくて良
かったんじゃない」
？)「おかげでお腹いっぱいです 娘は死んでませ
ん 連れていきましょう ノア 君はお眠り?」
ノア)「んにゃ♪…Zzz」
ノア(黒猫)はランタンを持った方の腕の中で寝息を
立てる
「マリア!!ニコラ!!どうしたんだ!?」
？)「おっと…旦那さんが来ちゃったみたい☆」
？)「ノアも寝たことですし おいとましましょう」
そう言うと二人は窓を開けて夜風を切って飛び出した
────うあぁぁぁぁ…ｯ!!!
真夜中のロンドンに男の嘆きが響き渡った
それを時計台から月を背に聴く二人の影…
？)「あーあ…ホント オッサンの泣き声は聞いて
てイイ気分しないよね〜…やっぱ泣き声は女の子
じゃなきゃ♪((ﾆﾔﾘ」
？)「ノアの耳がかわいそうです」
──ﾊﾞｯ
風でフードが脱げる
月明かりが照らし出したのは
────二人の青年…
？)「行こっか♪」
？)「はい お父様にお知らせしないといけません
今回もハズレだったと…」
青年たちはロンドンを去った
───
？)「今回もオンナが二人死亡…まさか…ンフっ
あーんな可愛いコたちの仕業だったナンテ((ﾆﾔ」
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黒妃 - ☆くうちゃん★さん» 未定です((←というか多分ないと思います (2015年1月23日 7時) (
レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
☆くうちゃん★ - この小説って誰オチですか? (2015年1月22日 21時) (レス) id: 755fd59f34 (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - 暁さん» ありがとうございます(*´∇｀*)週末辺りには何話かまとめて更新できそうなのでそれに向けて両立頑張ります♪ヽ(´▽｀)/ (2015年1月5日 20時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
暁 - 続きがとっても気になります！更新とお勉強頑張ってくださいね！応援しております♪ (2015年1月5日 19時) (レス) id: 2a89ffd64a (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - リリアンヌさん» ありがとうございます!そう言ってもらえて安心しました(￣▽￣ )応援感謝です(^∧^) (2014年12月29日 21時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
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