32＊感想と思考 ページ35
A自室…──
貴)「ふぅ…」
私はベッドの上で読み終えた本を閉じた
召使いみたいな扱いをうけていた女の子が舞踏会
で王子さまと恋をする…奇跡みたいな話だけど実
際にあったらドキドキだろうな…こういうの
でも…
貴)「(何でシンデレラは一夜限りの夢って分かっ
てて魔法をかけてもらったんだろう…)」
解けたときのことを考えたら…
いや きっと考えていなかったのかもしれない
魔法が解けたときの虚しさなんて……──
──ｺﾝｺﾝ
貴)「! はい!」
セ)「坊ちゃんがお呼びです 行きますよ」
貴)「…はい」
私は小さく息を吸うとベッドから起き上がりドア
を開いた キャンドルを持ったセバスチャンさんに
続いて廊下を歩き階段を上る
セ)「…シンデレラはお読みになりましたか?」
貴)「え…はい さっき 読み終えた所です」
セ)「どう思いましたか?」
貴)「面白かったですよ＾＾召使いみたいだった
のに一晩で王z「ではなく」?」
セ)「彼女を…どう思いましたか?」
彼女って…シンデレラのこと?
貴)「どう…って…」
セ)「……罪深いと思いますか?」
罪深い??
童話(ｽﾄｰﾘｰ)からは連想できない言葉だけど…
貴)「…いいえ;思いませんよ?何か悪いことした
わけじゃないし…(・・;)セバスチャンさんは違
うんですか?」
セ)「………いいえ…貴女と同じです」
やや間があってセバスチャンさんはそう答えた
蝋燭に照らされたその横顔は少し嬉しそうで…
哀しそうな…それでいて、またあのと遠い目をし
ていた
貴)「…セバスチャンさんって…不思議なこと
ばっかり訊いてきますよね?」
セ)「? そうでしょうか?」
貴)「そうですよ!今もそう…あ そう言えば本を
貸してくれたとき言いましたよね?“学ぶ義務が
ある”って…あれどういう意味ですか?」
セ)「あぁ…それは……」
そう言って私を見詰めるセバスチャンさん…何?
貴)「そ…それは…?;」
セバスチャンさんがにっこりと微笑んだ
セ)「ご自分でお考えください＾＾」←
貴)「・・・」←
ｸｽﾘと笑ってまた廊下を歩き先を行く
貴)「ひ、酷くないですか…!?;;」
私も早足で後を追った
そしてあっという間に坊ちゃんの部屋の前
さっきまではしてなかったのにいきなり緊張して
きた
──ｺﾝｺﾝ
セ)「失礼いたします
Aさんをお連れしました」
貴)「…失礼いたします…」
私は部屋に入って一礼した
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黒妃 - ☆くうちゃん★さん» 未定です((←というか多分ないと思います (2015年1月23日 7時) (
レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
☆くうちゃん★ - この小説って誰オチですか? (2015年1月22日 21時) (レス) id: 755fd59f34 (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - 暁さん» ありがとうございます(*´∇｀*)週末辺りには何話かまとめて更新できそうなのでそれに向けて両立頑張ります♪ヽ(´▽｀)/ (2015年1月5日 20時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
暁 - 続きがとっても気になります！更新とお勉強頑張ってくださいね！応援しております♪ (2015年1月5日 19時) (レス) id: 2a89ffd64a (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - リリアンヌさん» ありがとうございます!そう言ってもらえて安心しました(￣▽￣ )応援感謝です(^∧^) (2014年12月29日 21時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
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