30*知ることの義務 ページ32
シ)「確か魔女は“Aの居場所は言わないでおく”と言ったんだな?」
セ)「はい ただ、誰に言わないでおくのかをお訊
ねする前に逃げられてしまいましたが」
シ)「だが絞れてきたな…その魔女が“言わない
でおく”相手こそが…」
セ)「Aさんを狙う存在か…或いは連続殺人
犯の可能性が高いですね」
シ)「だな Aとの話から真相に迫れれば良いが…」
セ)「そうですね それはそうと坊ちゃん 夕食まで
にここ最近の溜まった書類の整理をお願いいたし
ます^^」
シ)「(-""-;)」←
セ)「私は夕食の準備に取り掛かりますので…
坊ちゃんの健闘をお祈りしますよ?^^」
この悪魔め←
シ)「さっさと行け」
セ)「失礼いたします」
セバスチャンが出ていくと僕は書類の束と向き合った
書斎…──<Aside>
私は書斎であの童話集を見ようとしていた…が
貴)「あれ?」
ない
今朝、セバスチャンさんが戻してくれたはずなん
だけど…
セ)「やはりいらっしゃいましたね」
声のした方を振り向くと セバスチャンがいた
手には例の童話集
貴)「あ!」
セ)「そんなにシンデレラをお読みになりたいの
ですか?」
貴)「え…//」
そう言えば今朝も“その年で童話を?”とか言わ
れたことを思い出して何だか気恥ずかしくなる
貴)「あの…私…シンデレラを知らなくて…//」
セ)「! シンデレラをご存知ない?…貴女が?」
貴)「? はい ですから…ちょっとだけお借りでき
ないかな…なんて でも ダメなr「別に構いませ
んよ」え!」
きれいな姿勢で歩み寄り私に本を差し出す
貴)「い…良いんですか?」
セ)「ええ^^
貴女には知る義務がありますから…」ボソッ
貴)「?」
義務…?
セ)「明後日までには返してください 場所は分か
りますね?」
貴)「あっ、はい!」
セ)「では今から夕食の準備をしますので手伝っ
て下さい」
貴)「分かりました…!」
私は本を持ってセバスチャンさんに続いて部屋を
出た
お母さんさえ知らなかったお話…いったいどんな
ものなのだろう?そんな期待を抱きつつもセバス
チャンさんの言葉が頭から離れなかった
──『貴女には知る義務がありますから…』
あれは…どういう意味なのかな…?
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黒妃 - ☆くうちゃん★さん» 未定です((←というか多分ないと思います (2015年1月23日 7時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
☆くうちゃん★ - この小説って誰オチですか? (2015年1月22日 21時) (レス) id: 755fd59f34 (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - 暁さん» ありがとうございます(*´∇`*)週末辺りには何話かまとめて更新できそうなのでそれに向けて両立頑張ります♪ヽ(´▽`)/ (2015年1月5日 20時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
暁 - 続きがとっても気になります!更新とお勉強頑張ってくださいね!応援しております♪ (2015年1月5日 19時) (レス) id: 2a89ffd64a (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - リリアンヌさん» ありがとうございます!そう言ってもらえて安心しました( ̄▽ ̄ )応援感謝です(^∧^) (2014年12月29日 21時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
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