29＊別人疑惑 ページ31
シ)「だが…“智恵の魔女”といったか?
そいつの出で立ちはフィニの言う花売りの女と
一致する…おそらく花売りと魔女は同一人物だ」
セ)「しかし 坊ちゃん 彼女は花を持っていませ
んでした」
シ)「? 持ってこなければいいだけのことだろう?
人を襲う奴が花を持ち歩く方が不自然だと思うが?」
セ)「確かに仰る通です ですが…これを」
私が坊ちゃんの机の上に置いたのは一輪の
薄桃色の霞草
シ)「? 霞草がどうかしたのか?」
セ)「これは
エイミー様のお部屋に落ちていた霞草です」
シ)「!?」
セ)「先程カリバンさんが私に…」
──『セバスチャン』
──『? 珍しいですね わざわざ訪ねてこられるとは』
──『お前、これに見覚えないか?』
──『! この霞草…』
──『やっぱ知ってるって顔だな エイミーの部屋に落ちてた 女はそれと同じ花が入った篭を抱えてたそうだ』
──『篭を…』
──『何か手掛かりになるかもしれねぇから届けるようにエイミーに言われてな…じゃ 用も済んだし俺は戻るぜ』
セ)「……ということがありました」←
シ)「だが何もおかしなことはないだろう?魔女
は持っていた花をエイミーの部屋に落としてし
まった…そして気づかれたかr「果たしてそうで
しょうか?」?」
セ)「坊ちゃんは先程 人を襲う者が花を持ち歩く
方が不自然だと仰いました しかし…」
シ)「! ……女は花を持っていた…」
＜シエルside＞
セ)「エイミー様のお部屋に落ちていた霞草はこの
一輪のみ…では篭に入った残りの霞草は?」
シ)「!」
セ)「いったいどこへ消えたのでしょう…?」
シ)「…」
エイミーを襲った女とAを連れ去ろうとした
魔女が同一人物なら時系列的に見ても状況的に見
ても 魔女が花を持っていないのは違和感がある
だが…
セ)「…」
とりあえずこいつの言わんとすることは分かる
シ)「つまりお前は…女と魔女が同一人物ではない
と言いたいのか?」
セ)「…おそらく」
もし二人が別人なら同じ日にほぼ同じタイミング
で同じ出で立ちの者に襲われるのは偶然にしては
出来すぎている…
! そうか…!
シ)「二人は“共犯”か…」
であれば説明がつくことは多い
まずは女がエイミーのもとへ…そして
──『途中で見失って…』
エイミーたちが見失ったタイミングで魔女と入れ
替わったんだ
魔女は花を持っていない
二人が共犯でもそうでなくても…
シ)「とにかく何らかの繋がりがある可能性は高い」
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黒妃 - ☆くうちゃん★さん» 未定です((←というか多分ないと思います (2015年1月23日 7時) (
レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
☆くうちゃん★ - この小説って誰オチですか? (2015年1月22日 21時) (レス) id: 755fd59f34 (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - 暁さん» ありがとうございます(*´∇｀*)週末辺りには何話かまとめて更新できそうなのでそれに向けて両立頑張ります♪ヽ(´▽｀)/ (2015年1月5日 20時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
暁 - 続きがとっても気になります！更新とお勉強頑張ってくださいね！応援しております♪ (2015年1月5日 19時) (レス) id: 2a89ffd64a (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - リリアンヌさん» ありがとうございます!そう言ってもらえて安心しました(￣▽￣ )応援感謝です(^∧^) (2014年12月29日 21時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
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