20＊晩餐と社交 ページ22
エ)「美味しい♪さすがファントムハイヴ!」
貴)「あの…お飲み物は?」
エ)「あ、ちょうだい ありがと」
あれから数分、晩餐が始まった
でも、二人とも料理に時々手をつけるだけで会話
ばっかり
貴)「失礼します」
私はお嬢様と坊ちゃんに追加の飲み物を注いで退
出した せっかく温かいお料理なのに…もったい
ないなぁ…
セ)「何を考えているんですか?」
貴)「あ(セバスチャンさん…)いえ ただ…晩餐な
のにお喋りばっかりだなぁって」
セ)「当然ですよ」
貴)「?」
セ)「英国貴族が晩餐をする本来の目的は食事で
はなく“会話”ですから」
会話??
セ)「どんな方が隣に来ても話続けるのが晩餐の礼
儀(ﾏﾅｰ) 内容は商談から世間話まで様々ですが…
食事をしながら興味を引く話題で相手を惹き付け
魅了する…そのための教養や知識を坊ちゃんを含
め英国貴族は日々磨いていらっしゃいます
まぁ要するに晩餐=社交の場ということですね」
貴)「なるほど…(゜゜;)」
1つ賢くなった気がする←
セ)「さ、立ち話をしている暇はありません
厨房で待機していてください」
貴)「はい」
＜シエルside＞
──ｺﾝｺﾝ
セ)「失礼いたします」
シ)「ん…」
僕は部屋を見渡した
シ)「デザートが来るまでまだ時間がある
そこで…エイミーに意見を聞きたい」
エ)「あぁ…あのメイドさんのこと?((ﾆﾔ」
さすが…勘が鋭くなったな
シ)「Aのことをどう思うか率直に聞きたい
…天使と悪魔の中間にあるエイミーなら
何か感じるだろうと思ってな」
エ)「う〜ん…いや ごめんねシエル…私から見て
もあの子は可愛いメイドさん…普通のね
カルはどう思った?」
カ)「私も同意見です…見た限りただの人間ですね」
シ)「やはりそうなのか…」
エイミー、カリバン共に同意見…
エ)「何?あの子…シエルの“仕事”に関係あるの?」
シ)「多分な」
エ)「多分…か その仕事って…やっぱり
“裏”の?」
シ)「ﾌｯ…))読心術でも身に付けたか?」
エ)「真剣な顔してたから手紙で始まるお仕事かと思っただけ
私の時みたいに」
シ)「…エイミーなら大丈夫だろうから話すが
今回僕が追っているのは誘拐殺人事件だ」
エ)「それって最近新聞で…」
カ)「あの女性ばかりを狙う事件ですか」
エ)「じゃあさっきの…Aちゃんが関係ある
かもしれないって…」
シ)「そう この事件だ」
僕はAが屋敷で働くことになった経緯を二人
に説明した
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 179人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒妃 - ☆くうちゃん★さん» 未定です((←というか多分ないと思います (2015年1月23日 7時) (
レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
☆くうちゃん★ - この小説って誰オチですか? (2015年1月22日 21時) (レス) id: 755fd59f34 (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - 暁さん» ありがとうございます(*´∇｀*)週末辺りには何話かまとめて更新できそうなのでそれに向けて両立頑張ります♪ヽ(´▽｀)/ (2015年1月5日 20時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
暁 - 続きがとっても気になります！更新とお勉強頑張ってくださいね！応援しております♪ (2015年1月5日 19時) (レス) id: 2a89ffd64a (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - リリアンヌさん» ありがとうございます!そう言ってもらえて安心しました(￣▽￣ )応援感謝です(^∧^) (2014年12月29日 21時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
