【2j3j】煙草から始まる恋もいいんでない？【lrn】 (ページ14)

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二度目ましての後ページ14

lrnの場合

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「はぁぁぁぁ〜」

Aさんとの文面上の会話が一旦終了して一息つく。

落ち着いて今日の出来事を振り返ると、まぁ驚きの多い一日であった。正直言って煙草を譲ってもらっただけの人とこんなに仲良くなれるとは思っていなかったのだ。というか一般的に考えてその方がおかしくはあると思うが。

今日はなんだか、自分がいつもの自分ならしないようなことを多くしたと思う。恩人ではあれど初対面の人に対して随分と距離を縮めたし、その方法は強引でもあった気がする。一体、彼女の何が自分をこうも変えさせたのか。他の人と何が違うのか。落ち着いた今ならわかる気がする

最初に目に入ったのは綺麗な緑色だった。

朝日を反射して光ったソレが、酷く自分を惹き込んで離さなかった。きらきらの奥に垣間見えた冷たい黒でさえただただ美しいばかりだった。そんな瞳から始まる彼女の全てが自分の好みにどストライクで、なんて言うんだっけこれ。

あ、

好き

lrn「えぇ？いやいや、いやいやいやいや」
　

ぽっと出てきたその感情は、絶対に会って間もない人に、しかも自分のような立場の人間が持っていいようなものじゃなくて誰に言うでもなく否定を重なる。

けれどそれが他のどうな言葉よりも腑に落ちたのは確かで、

lrn「……わっかんねぇ〜、」
　

いつのまにか眠りに落ちていた。