二度目ましての後 ページ12
Aの場合
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「んふふっ…」
夕飯を作りながら、鳴る通知に緩む口元。
側から見れば唯のまぁ結構ヤバいやつだろうというのは
自覚している。しかし此処は自分の家であり、このような
自分を咎める人はいない。だから止められない、否、止める気はないのである。
だがまぁ何故こうなったのか原因を挙げるとするならば、
それは全てローレン・イロアスにあるだろうと断言できる。
最近行なっている研究がドン詰まり、肉体的にも精神的にも疲弊していた今朝。ほんの軽い気持ちではあったが、人助けをしたという事実が私の心を少し軽くした。
独特な口調と鮮やかな赤、自分と同じ銘柄の匂いを漂わせた青年が妙に頭に残って、また会えるかも、なんて淡い期待を胸に朝のコンビニへ行けば今度は此方が助けられてしまい、そのまま話も弾んで◯INEまで交換して、そうして今こうやって年甲斐も無く新しい友達の出現にはしゃいでいる。
「仲良くしたいなぁ…」
ただ、面白くなるであろうこれからの毎日に思いを馳せた。
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みぃ - お話は面白いし完結まで見届けたいのですが、夢小説で毎ページ事に自我あるのはちょっと…… (5月6日 14時) (レス) id: ea9b4d4a19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぃぅ | 作成日時:2024年1月19日 20時