Riant？ (ページ12)

今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:6,601 hit

12 ページ12

▼

グングンと赤白の縞模様のテントへ近付いていく。

バレたら阿部に叱られちゃうかなぁ。

？「あぁ！もう！さっく〜ん！どこ行ってたん！」

佐「おぉ！康二！ごめんごめん笑」

向「むっちゃ探したやんかぁ！
･･････え、どちらさん？」

佐「そこでね、仲良くなったの！Aさんです！」

「あ、は、初めまして、Aと申します」

向「そんな緊張せんでええって笑
俺は、皆の万能調味料こと塩麹よりも向井康二でーす！」

「ば、万能？し、塩？」

佐「お前の挨拶長いんだよ笑A困っちゃってんじゃん笑」

向「向井康二ですっ！康二って呼んでなぁAさん」

「よ、よろしくお願いします、康二さん」

向「それよりさっくん！あの衣装なんやけど･･･」

わぁー、すっごいスピードで会話が進んでる。

私はどうしたらいいんだ。

さっくんはずっと私の手を握ったままだし

かといってちょろちょろする訳にも･･･

あ、あの人昨日ジャグリングしてた人だ。

お洋服を来てても分かるあの筋肉。

すごいなぁ〜、阿部に教えてあげたい。

あっちは、炎を口から吹いた人。

熱くないのか聞きたい。

だって、口から炎だよ？

そんなの、本で読んだドラゴンくらいしか･･･

佐「ーーー！A、Aー！」

「えぁ、はい！」

佐「ふふっ、めっちゃボーッとしてたね笑」

「す、すみません」

向「ええねんええねん、ごめんな話し込んでもうたから。」

「あの、康二さんはどんな演目に出演されてるんですか？」

向「俺はな、イリュージョニストやねんけど、まだ見習いやから衣装とかチラシ創りとか、そんなんしてんねん。」

「イリュージョニスト･･･」

佐「手を触れずに変幻自在にお面が変わったり
人を浮かせたり、一瞬で物を消したりってやつ」

「す、すごい･･･！！」

向「まぁ、まだまだステージには立てへんから
今、猛特訓中〜笑」

イリュージョンについて聞いていると

？「康二くーーーん！！！ターバンほつれたーー！！！」

と、遠くからお声がかかった。

はっ！あれは象使いの！！

向「はいはーい！今行くー！！ほな、Aさん、ゆっくりしてって！」

ちょっと！ラウー！そこ引っ張ったらあかんって〜！！

そう叫びなが康二さんが去っていった。

佐「ふふっ、ねぇA、楽し？目がキラッキラしてるよ？笑」

「さっくん、ありがとう･･･！」

佐「いいえ〜笑まだまだこれからだよ笑」