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伊「…あのさ、大ちゃん」
大「ん？」
伊「今から俺が話すこと、引かないで聞いてくれる？」
いつになく真剣な眼差しに少し緊張感が漂う。
いのちゃんは普段あまり人に相談とかはしないから、よっぽど深く悩んでるのかもしれない。
せっかくいのちゃんが俺を頼ってくれているんだ。
きちんと俺が受け止めなきゃ。
手に持っていたまだ湯気のたつマグカップを置いて、いのちゃんに向き直る。
大「…分かった。引かないって約束する」
俺が真剣な顔で頷くといのちゃんは覚悟を決めたようにギュッと膝の上の拳を握りしめた。
伊「俺、昔からずっと、薮のことが好きだったんだ」
そう言うと心配そうにこっちを伺ういのちゃん。
なんだ、急にかしこまって何を言い出すのかと思ったら…
大「うん、知ってたよ」
伊「えっ！？」
大「だっていのちゃん分かりやすいんだもん。随分昔から知ってたよ」
伊「そうなんだ…」
「そんなに分かりやすかったかなぁ…」と少し恥ずかしそうな顔をして首を傾げるいのちゃんが可愛くて、ついつい表情筋が緩んでしまう。
いのちゃんはそんなだらしない顔をした俺を見て「バカにすんなよっ」って肩にパンチしてきた。
猫パンチみたいで可愛い。
大「別にバカにしてないよ。いのちゃんが可愛いなぁって考えてただけ。」
伊「はぁ？なんだよそれ〜」
大「で？話したいのはそれだけ？」
伊「あぁ、いや…」
いのちゃんは俺に話すか悩んでいるようだった。
薮くんが好きってこと以上に言いにくいことなんだろうか。
でも、いのちゃんが話し相手に俺を選んでくれたなら、誤魔化さずにちゃんと全部吐き出させてあげたい。
大「大丈夫。俺、いのちゃんのこと嫌いになったりしないし」
伊「…本当？」
大「うん！ホントに！だから話して大丈夫だよ？」
そう言って笑いかけるといのちゃんも少し笑って、それからゆっくりと話し始めた。
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ちゆひあにゃん(プロフ) - ゆあさん» コメントありがとうございます…！素敵と言っていただけて嬉しいです(*^^*)このお話は大体書く内容が最初から決まっちゃってるので…短編集作りたいと思ってるので、そちらで書かせていただきますね！貴重なアイデアありがとうございます(*^^*) (2018年6月25日 0時) (
レス) id: 0a49e2f1a8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ - 前作のやまちねとても素敵でした…！！よかったらですが、大ちゃんと仲良くする知念ちゃんに山田くんが怒るけど、最後は甘い２人が見て見たいです…時間があればお願いしてもよろしいでしょうか？？ (2018年6月24日 14時) (レス) id: 13aa0fd7e6 (このIDを非表示/違反報告)
ちゆひあにゃん(プロフ) - 凛さん» お返事遅くなってしまい、すいません！コメントありがとうございます(*^^*)本当にノロノロ更新ですが、これからも読んでいただけたら嬉しいです！ (2018年6月24日 3時) (レス) id: 0a49e2f1a8 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - やぶありの過激な裏も是非とも見たいなと思いました！この作品大好きです！頑張ってください！ (2018年5月19日 9時) (レス) id: 1ac15466af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゆひあにゃん | 作成日時：2018年3月27日 21時
