届けた想いとミルクティー -ar side- ページ4
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大「わっ！いのちゃん、どうしたの！？」
伊「…雨に濡れた」
仕事を終えて帰宅してダラダラとテレビを見ていたら急にインターホンが鳴った。
なんか宅配とか頼んだっけ？と疑問に思いつつ画面を見ると、映っていたのは帽子とマスクをしたいのちゃん。
「なんでいのちゃんが？」と驚きつつもロックを解除して中に通した。
そして2回目のピンポンが鳴ってドアを開けると、全身ずぶ濡れのいのちゃんが立っていたのだ。
大「それは見たら分かるけど！…とりあえずタオル持ってくるからそこで、」
急いで洗面所に走ろうとするとグッと腕を掴まれた。
大「…いのちゃん？どうしたの？」
伊「…」
いのちゃんは無言で俯いたままで何も言わない。
大「風邪引いちゃうから、とりあえずタオルを…」
そう言いかけた所で急にガバッと抱きしめられた。
濡れたいのちゃんの体はすごく冷たくて震えていて、そのあまりの頼りなさに思わずギュッと抱きしめ返す。
大「…なんかあった？」
いのちゃんは凭れかかるように俺を抱きしめて肩に顔をうずめた。
ポタ、ポタ、といのちゃんの前髪から肩に落ちる水滴が冷たくて余計に心配になった。
背中をゆっくり擦ると耳元でグズグズと鼻を啜る音。
大「とりあえず、シャワー入ろっか？」
伊「ぅん…」
大「あっ！あがったんだ！」
ガチャッとリビングのドアが開く音がしてそちらを見ると、少し申し訳なさそうな顔でいのちゃんが部屋に入ってきた。
ビショビショに濡れていた髪や体はすっかり乾いていて、震えて血色のなかった頬は上気している。
大「服もぴったりそうだね！良かった〜」
服はさすがに短時間では乾かないから、俺が持ってる中で比較的大きめのものを貸した。
伊「…ごめん、急に押し掛けて」
大「いいよ別に！雨に降られちゃったんでしょ？災難だったね」
そう言いながらテーブルに温かいミルクティーを置いてソファに座るよう促すと「ありがと」と呟いた。
大「ミルクティー熱くない？大丈夫？」
伊「うん、あったかい」
大「良かったぁ〜」
ミルクティーの入ったマグカップを両手で持って少しずつ飲んでいるいのちゃんが可愛くて、思わず頬が緩む。
いのちゃんに渡したのとお揃いのマグカップにふーふーと息を吹きかけていると、コトンとコップを置く音がした。
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ちゆひあにゃん(プロフ) - ゆあさん» コメントありがとうございます…！素敵と言っていただけて嬉しいです(*^^*)このお話は大体書く内容が最初から決まっちゃってるので…短編集作りたいと思ってるので、そちらで書かせていただきますね！貴重なアイデアありがとうございます(*^^*) (2018年6月25日 0時) (
レス) id: 0a49e2f1a8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ - 前作のやまちねとても素敵でした…！！よかったらですが、大ちゃんと仲良くする知念ちゃんに山田くんが怒るけど、最後は甘い２人が見て見たいです…時間があればお願いしてもよろしいでしょうか？？ (2018年6月24日 14時) (レス) id: 13aa0fd7e6 (このIDを非表示/違反報告)
ちゆひあにゃん(プロフ) - 凛さん» お返事遅くなってしまい、すいません！コメントありがとうございます(*^^*)本当にノロノロ更新ですが、これからも読んでいただけたら嬉しいです！ (2018年6月24日 3時) (レス) id: 0a49e2f1a8 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - やぶありの過激な裏も是非とも見たいなと思いました！この作品大好きです！頑張ってください！ (2018年5月19日 9時) (レス) id: 1ac15466af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゆひあにゃん | 作成日時：2018年3月27日 21時
