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伊「おはよ」
薮「おう、おはよう伊野尾」
次の日も授業終わりに仕事へ向かった。
メイクが終わって楽屋に帰ると、薮が１人で雑誌を読んでいた。
隣に座るとふわっと香るのは女の香り、じゃなくて。
薮「ん？なに」
ジトッと睨む俺とキョトンとした様子の薮。
どうやらバレているとは微塵も思ってないらしい。
おもむろに立ち上がって、座る薮に向かい合うように馬乗りになる。
薮は一瞬嫌そうな顔で俺を見て、すぐに雑誌に視線を戻した。
伊「ねぇ、昨日光とシたでしょ」
薮「…何の話」
伊「いつもは女の匂いがするけど、今日は光の匂いがするから」
薮「警察犬かよ、お前」
フフッと笑って余裕そうにページを捲る。
光との関係がバレても1ミリも動揺しないのがムカつく。
伊「光と付き合ってんの？それとも、」
その余裕そうな顔を崩したくて意地悪な質問をする。
伊「光も、遊びなの？」
一瞬、ページを捲る手が止まって薮の瞳が僅かに揺れる。
けれどすぐに無表情に戻って何でもないかように呟いた。
薮「誘ってきたのは、あいつの方だよ」
逃げるような薮の言葉に嫌悪感と同時に安心感を感じる俺は、きっと薮と同じくらい最低だ。
でも、もう、それでも構わない。
伊「誘ったら、遊んでくれんの？」
薮「はぁ？」
呆れた顔で俺を見上げた薮の手から雑誌を引ったくって、首に腕を回す。
抗議しようとする下唇に優しく噛みつくと、途端に強張る薮の体。
そのまま下唇をガブガブと甘噛みしながら舌で舐めると、薮の熱い息がハァッと鼻にかかる。
唇から視線を上げるとぶつかる、熱を持った目。
伊「ねぇ、そんなに飢えてるならさ、俺ともシてみない？」
薮「はぁ？」
伊「俺もちょうど相手探してたんだよね。俺、男でもイケるし」
首筋から耳へと舌を這わせながら囁くと、一層息が熱く、荒くなる。
伊「ねぇ、光だけじゃなくてさ、俺とも遊ぼ？」
唇を薮の耳の穴にピタッとくっつけて鼓膜に直接響かせるように囁く。
出来るだけ甘く、妖艶に。
薮「…なら今日、これ終わったら家来いよ」
俺だけのものになんてならなくていい。
だけど光にあげるなら、俺にも頂戴？
これ以上、二人だけで先になんて行かせない。
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ちゆひあにゃん(プロフ) - 優子さん» いつもコメントをくださり嬉しいです！ありがとうございます！これからどんどん他のメンバーも登場するので楽しみにしててください！(o^−^o) (2016年12月31日 12時) (
レス) id: 0a49e2f1a8 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。これから宏太君と光君と慧君と裕翔君どうなるか？気になります。 (2016年12月31日 7時) (レス) id: 2f2289b391 (このIDを非表示/違反報告)
ちゆひあにゃん(プロフ) - カフェモカさん» 読んで頂き、ありがとうございます！遅筆なので更新は遅いと思いますが、これからも頑張ります！ (2016年8月16日 0時) (レス) id: ce5c6fe42f (このIDを非表示/違反報告)
カフェモカ - 面白いですね！これからも頑張ってください！応援してます！ (2016年8月15日 10時) (レス) id: bb2b83d902 (このIDを非表示/違反報告)
ちゆひあにゃん(プロフ) - 優子さん» さっそく読んで頂けて嬉しいです！色んな人目線で色んな話が入ってくる予定です。これからもぜひ、よろしくお願いいたします！ (2016年8月14日 11時) (レス) id: ce5c6fe42f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゆひあにゃん | 作成日時：2016年8月9日 15時
