Jealousy&Seduction -in side- ページ44
-
薮「おはよう、伊野尾」
大学の授業終わりに仕事に行くと、当たり前のようにそう言われた。
もう夕方なのに朝みたいな挨拶をするのはこの業界ならではらしく、大学の友達に同じ挨拶をしたら「もう夕方だよ」と笑われたのを思い出す。
伊「…おはよ」
既に衣装、メイク共に完璧な薮はどこからどう見てもカッコいい。
大学にも髪をセットしてる奴はいるし、背の高い奴もいるし、イケメンもいる。
それでも目の前の薮の方が何倍もカッコ良く輝いて見えるのは、彼が根っからの芸能人だからなのか。
それとも、恋は盲目だからなのか。
薮「大学おつかれ」
そう言ってふにゃふにゃした笑顔で俺のセットしてない髪をぐしゃぐしゃと混ぜる。
フワッと香る、甘い、女の香り。
伊「…日替わりランチ」
薮「ランチじゃなくてディナーな」
思わず顔をしかめて毒づくと、にやっと笑って返された。
その最低な笑顔にさえ心奪われるのだから、もう、どうしようもない。
高「伊野尾くん、撮影だって」
伊「お、了解」
メイクをして楽屋で雑誌を読んでいると撮影から帰ってきた高木に声を掛けられた。
伊「あれ?光は?」
高「そういえばさっきから姿見えないね」
わちゃわちゃと相変わらず騒がしい楽屋を見回してみても光の姿は見当たらない。
伊「あれ、薮もいない」
高「あぁ、薮くんは俺との撮影終わった後、タバコ吸ってくるって言ってたけど」
その高木の一言に何故だか分からないけど嫌な予感がした。
伊「…俺、光探してくるね」
-
268人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちゆひあにゃん(プロフ) - 優子さん» いつもコメントをくださり嬉しいです!ありがとうございます!これからどんどん他のメンバーも登場するので楽しみにしててください!(o^−^o) (2016年12月31日 12時) (レス) id: 0a49e2f1a8 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。これから宏太君と光君と慧君と裕翔君どうなるか?気になります。 (2016年12月31日 7時) (レス) id: 2f2289b391 (このIDを非表示/違反報告)
ちゆひあにゃん(プロフ) - カフェモカさん» 読んで頂き、ありがとうございます!遅筆なので更新は遅いと思いますが、これからも頑張ります! (2016年8月16日 0時) (レス) id: ce5c6fe42f (このIDを非表示/違反報告)
カフェモカ - 面白いですね!これからも頑張ってください!応援してます! (2016年8月15日 10時) (レス) id: bb2b83d902 (このIDを非表示/違反報告)
ちゆひあにゃん(プロフ) - 優子さん» さっそく読んで頂けて嬉しいです!色んな人目線で色んな話が入ってくる予定です。これからもぜひ、よろしくお願いいたします! (2016年8月14日 11時) (レス) id: ce5c6fe42f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちゆひあにゃん | 作成日時:2016年8月9日 15時