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薮「ひかる!!遅い!!」

光「ごめん、ちょっと用事で…」

薮「いいからさっさと靴履いて!!」


俺が慌てて靴を履くと、薮が俺の代わりに下駄箱に上履きを乱暴に投げ入れて、俺の腕を掴んで走り出した。

学校の前にあるバス停まで二人で走ったけど、結局バスは行ってしまった後だった。



薮「はぁ、光のせいで一本乗り遅れたじゃん」

光「ハァハァ…ホント、ごめん」

薮「まぁ別にいいけどさ」



あ〜疲れた!と言って薮がしゃがみこむから、俺もなんとなく薮の隣にしゃがんだ。


薮「そういえば光、何で遅れたの?」

光「あ〜…んっと…それは…」


さすがに女の子からバレンタインの相談を受けていたと本人に言えるはずもなく言葉を濁すと、薮は少し顔をしかめた。


薮「…まぁ別に話したくないなら良いけどさ」

光「あ〜…うん」


沈黙。

本当にJr.に入りたての頃こそベタベタと仲の良かった俺達だけど、最近はそんなのも全て越えてあまり会話しなくなっている。

別に仲が悪いとかではないし、むしろ薮のことは本当に信頼している。

でも、いざ二人きりになると何を話せば良いのかよく分からなくなってしまうのだ。


光「さむ…」


2月だというのに外で座り込んでいるから体がどんどん冷えてくる。

マフラーに顔を埋めて縮こまってバスを待つ。
隣の薮を見ると携帯をいじっていた。


長い睫毛が瞬きするたびに上下するのが何だか綺麗で思わず見とれていると、急にこっちを向いた薮と目が合った。



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◇→←恋ノハナシ -hk side-



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ちゆひあにゃん(プロフ) - 優子さん» いつもコメントをくださり嬉しいです!ありがとうございます!これからどんどん他のメンバーも登場するので楽しみにしててください!(o^−^o) (2016年12月31日 12時) (レス) id: 0a49e2f1a8 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。これから宏太君と光君と慧君と裕翔君どうなるか?気になります。 (2016年12月31日 7時) (レス) id: 2f2289b391 (このIDを非表示/違反報告)
ちゆひあにゃん(プロフ) - カフェモカさん» 読んで頂き、ありがとうございます!遅筆なので更新は遅いと思いますが、これからも頑張ります! (2016年8月16日 0時) (レス) id: ce5c6fe42f (このIDを非表示/違反報告)
カフェモカ - 面白いですね!これからも頑張ってください!応援してます! (2016年8月15日 10時) (レス) id: bb2b83d902 (このIDを非表示/違反報告)
ちゆひあにゃん(プロフ) - 優子さん» さっそく読んで頂けて嬉しいです!色んな人目線で色んな話が入ってくる予定です。これからもぜひ、よろしくお願いいたします! (2016年8月14日 11時) (レス) id: ce5c6fe42f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゆひあにゃん | 作成日時:2016年8月9日 15時

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