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mg side
見つかるのは想定外だった。しかもしょっぴーに。確かにいずれ誰かにバレる可能性は考えてたけど、処置してる途中に誰か来るとは思わないじゃん。
まだ何か聞きたそうだけど、正直もう話せることはない。
…罪滅ぼしに、なんて、誰かに言える訳ないでしょ。
どうせ夕方だし、もうすぐ外に出てる3人も帰ってくる。っていうか、さっきから上で見てる2人はバレてないつもりなんですか。
mg「岩本くん、ふっかさーん。見てないで下りてきたらどうです？」
fk「えっ、めめ気付いてたの!?早く言ってよ！」
nb「は？全然気付かなかったわ」
mg「俺らが机に戻ってきた辺り？そんくらいから見てましたよ。仲良く2人で出てきちゃって」
fk「1回もこっち見てないのに？こっわ…」
iw「野生の勘みたいなことか」
mg「ま、そんなもんです」
fk「ってかめめ、火傷何で隠してたの。うちは隠し事禁止ですぅ」
nb「それは初耳だけど。まぁでもほんと、無駄に我慢すんなよマジで。寧ろ迷惑」
iw「翔太、今更そういうこと言っても普通に心配だったのバレてっから」
2階から揃って見てた2人が下りてくる。あれだけ視線向けられてて気付かないしょっぴーも心配になるけど。注意力さんらん、みたいなのじゃない？
fk「めめってそういうこと隠しすぎじゃない？あんまそういうことすると怒っちゃうよ」
mg「説得力の欠片もないっすね」
iw「それは目黒に同意。でもほら、変われる所は俺らが変わるし」
fk「めめの仕事は暫く減らすから！その辺の調整は俺にお任せあれ〜」
mg「…ありがとうございます」
fk「んでその傷、後は阿部ちゃんにでも処理して貰って。俺ら詳しくないから」
ab「俺がどうかした？」
iw「あ、帰ってきた」
sk「俺らもいるよーん！あれ、めめその包帯どうしたの？」
mg「あー、えっと」
nb「火傷の手当て。悪いけど阿部、これ直してくんない？」
ab「翔太がやったなら大丈夫じゃない？」
nb「俺詳しくないし」
ab「俺もだわ。いいけど。待っててめめ、」
あっさりバラす翔太くん。結局傷見せるならバレるか、って思い直して、何か言うのはやめておく。阿部くんが荷物を置いてる間に佐久間くんと康二が寄ってきて、それぞれ手首を掴まれる。…結構痛い。
kj「めめ、また隠しとったん？最近使いすぎやで！」
sk「火傷って痛いじゃん。ちゃんと教えてくんなきゃだめだからね！」
騒がしい。けど、心配されてんだよな。
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作者名：しあ。 | 作成日時：2020年10月14日 22時
