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mg side
mg「あの、」
言うなら今だなって思って口を開く。ラウを含めて5人が俺の方を向いて、少しだけ背筋を伸ばす。
mg「…すみません、こいつが寝てる間。ずっと気が立ってて、それで、」
ab「目黒」
頭を下げたら、すぐ近くから阿部ちゃんの声。
そっと顔を上げて見たら優しく微笑んでて、
ab「自分のこと、責めちゃだめだからね」
fk「仕方ない。だって心配じゃん。寧ろ当然」
ab「気にしてないから。ラウの隣いてくれてありがとうね」
そうだ、この人達はそういう人だって。思わずくすっと笑えちゃって、阿部ちゃんが拗ねたような顔になる。何も言わないのにしょっぴーもにやにやしてるし。
ru「んふふ。めめ、俺のこと心配過ぎたの？」
dt「ラウールが寝てる間、目黒はずっと隣にいたんだよ」
nb「マジで飯の時しか下りて来なかったこいつ」
mg「ちょっと。バラすのはナシでしょ」
そっかぁ、なんてからかうみたいな、でも嬉しそうな顔。だからバレたくなかったんだけど。事実だから余計に。
mg「ほら、病人は寝てろ。まだ暫く動けないだろどうせ」
ru「元気なのに。ってか、もう寝れない」
dt「食べれるなら作って持ってくるけど、一応先にゼリーとかで試した方がいいかもね。誰か買いに行ける？」
ab「俺行くよ。ゼリーと、飲み物も買ってこようか」
dt「じゃあよろしく。ちょっと待ってて」
俺が離れる選択肢はなかったらしく、さっさと決まってく。有り難いけど微妙に申し訳無い。それから舘さんが部屋を出ようとしたのにぴたっと止まって、振り返った。
dt「あぁ、忘れてた。言わなきゃいけないことがあるよね」
fk「そうじゃん、忘れてたわありがと舘さん」
何か聞いてた訳じゃないけど、ピンときた。
不思議そうにしてるのはラウだけ。
fk「ラウ、｣
『おかえり！』
ru「！…ただいま！」
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作者名：しあ。 | 作成日時：2020年10月14日 22時
