Beat② (ページ2)

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ru side

ru「ふっかさんも岩本くんもありがとう！でもいざとなったらしょっぴーが全力ダッシュしてくれるから！」

nb「はぁ!?お前勝手なこと言うなよ行かなきゃなんねーだろ！」

dt「でも、行かない、って選択肢はないんだよね」

nb「…あー！もう！」

ru「んふふ、ありがとしょっぴー！」

fk「さーて、それくらいにして。そろそろ作戦開始の頃合いかな」

sk「そうだねぇ。ほら阿部ちゃん、機嫌直して。中入ってもその顔はまずいよ」

ab「…見てない癖にわかるの何。…わかってるよ、上手くやる。じゃあ今日の司令塔さん、お願いしていい？」

ru「はいっ！」

阿部ちゃんの一言で、気持ちがぐっと引き締まる。作戦を考えたのは阿部ちゃんと一緒にだけど、今回指揮するのは俺なんだから。仲間が、8人が。自分の指示で動くんだ。

ru「今日の潜入のメインは阿部ちゃんとめめ。対象は敷地内の参加者、護衛含めた人間全員。合図はこっちでは出さないから、阿部ちゃん側でお願いします。合図後に岩本くんと佐久間くん、殲滅に加わってください。それまではふっかさん達包囲組と一緒に待機で。あー…手違いで外にいる人達は先に殺しちゃってください。派手にしちゃうと気付かれちゃうから、程々に！」

ru「しょっぴーはいつも通りだけど、定位置でお願いします。包囲組がバラけたらその度に伝えるから、射程範囲内は全部可能性あると思ってて。遠すぎて申し訳ないけどマジで最悪走ってもらうことになるかも」

ru「…そして、今回の司令は僕、ラウールです。動けないから助けには行けないけど、何かあったら全力で対処するのでお願いします！」

誰も口を挟まないで、ちゃんと話を聞いてくれた。ほっと息を吐き出して、それから慌ててマイクに向かって付け足す。

ru「何かある人いますか？」

ab「大丈夫。それに完璧だよラウール」

sk「後は俺らがちゃんと暴れて来るから、ラウールはゆっくり見てて！」

2人の言葉に思わず笑っちゃった。
こんな最強なお兄ちゃんがいるなら、絶対大丈夫じゃん？

ru「はぁい、じゃあお言葉に甘えて！マイクだけは切らないでね！作戦開始、行ってらっしゃ〜い！」