Beat (ページ44)

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fk side

fk「照、」

iw「俺らが近い。舘さんその場で待機してて。加勢する」

mg「俺も向かいます」

nb「目黒さっき撃たれてっからだめ。俺も片付けて行く」

ru「残り文字は『D』だからしょっぴーはだめです。俺が行きます」

fk「ラウもだめ。お願いだから動かないで。俺が行くから。阿部ちゃん、いいよね」

kj「ごめん、阿部ちゃん今無線付けてへんの！面倒なのに絡まれとって俺の手伝いしてくれとる！んー？今ダテからの要請が来とって…、ふっかさん伝言！早く行って、やって！」

fk「了解。来れる人は近くに来て欲しい。包囲する感じで」

sk「ごめん今終わった！俺も行くよ、倉庫街だよね！」

dt「お願いするよ。そろそろ動くかもしれないから、早めに。」

舘さんの要請を受け取って、安全に行けるのは俺だけだって判断した。阿部ちゃんの方は標的じゃないけど絡んでる奴らがいるみたいだし、司令がないままの接敵は本当は好ましくないけど、仕方ない。
照と翔太の能力は危険だし、悪いけどラウに1人で生かせるのは絶対に許せない。目黒はさっき怪我したみたいだし、佐久間は別で狩ってたみたいだから時間が掛かると思う。
照と一緒に指定された倉庫街まで急ぎながら、少し緊張して息を吐き出した。

iw「ふっか、マジでいける？」

fk「行く。ヤバそうだったら来て。能力は」

iw「大丈夫、わかってる」

fk「頼んだわ。行ってくる」

舘さんが指定した倉庫街の東口で照と別れて、足音を潜めて2番目の倉庫に向かう。すぐに舘さんが気付いて俺の方を向いた。倉庫に近付けばずっと何かの音が、一定のリズムで聞こえてる。広い倉庫に狭い入り口なせいもあって、ぼやっと響いて聞こえた。

dt「…行こうか」

fk「了解、」

心做しか、あの舘さんですら緊張してる。さっきまでは任務じゃないことに楽観的だったけど、今日の依頼は割とヤバいんだって今更俺も気付いた。3、2、1、を指で合図して、倉庫の扉を勢いよく開ける。