Beat (ページ15)

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sk side

いつもより雑に阿部ちゃんに起こされたのが、数分前。
そしてこれまた雑に手を引かれて階下に下ろされて、今ココ。

いや、わかんない。翔太じゃないけどパニック状態。

リビングのソファに腰掛けるのは、初めましての男3人。
しかも1人多分、めっちゃ若い。

は？

驚いたまま止まっちゃったから、まだ手首は阿部ちゃんに掴まれたまま。
割と痛いこれ。

かるーく動かしてみたらどうやら阿部ちゃんも固まってたみたいで、小声でごめん、って言いながら離してくれた。
ってか俺ら、部屋着じゃん。
舘さんに起こされた翔太は着替えてるけど、阿部ちゃんが勢いで連れてきた俺らは起きて直行。

dt「取り敢えず、お客様ってことで。珈琲で構わないですか？」

mg「ありがとうございます」

ru「ねぇめめ、だから朝はやめよって言ったのに！」

mg「だって俺昼間とか無理だし」

kj「でもほら、やっぱ朝っぱらからお騒がせするのは失礼ちゃう？」

mg「思い立ったが翌日、みたいなこと言うじゃん」

ru「それを言うなら吉日でしょ」

あぁだめだ。ぜんっぜんついていけない。
なのに阿部ちゃんの反対にいるふっかはなんか急にマジメな顔しちゃって。
何？俺だけ置いてかれてんの？

でもさすがにこのまま話すわけにもいかないから、涼太が珈琲を淹れてる間に一旦着替えて来ることにした。
大急ぎで着替えながら、なんかわかんないけどちょっと面白くなりそうだって思ったのは秘密。